昨年6月に掲載したものですが、再掲いたします。
今年は気候も順調でぽつぽつ薔薇の花も咲き始めます。
「今年もソーシャルデスタンスが続いているとは」と、ついぼやきたくなります。
しかし薔薇の「顔」を見れば心も和みます。
ガーデナーの梶みゆき氏によれば、
初めての人が薔薇を選ぶときの失敗は、出会った花の「顔」に、一目惚れすることから起こります。---
だから最初の一株は「性格がいい」薔薇を選ぶことが大切です。
結婚相手を選ぶときも似たようなことが言えるのでつい笑ってしまうが、これは真実なのかもしれない。
薔薇つくりははもう10年近くになる。株も大分増えた。
初めのころに出会った薔薇は「マチルダ」
この薔薇は姿形も性格も良い。
薔薇の花の美しさは独り占めできない。
道行く人にも楽しんでもらいたいとも思う。幸いにも塀はないので幾分かは役立っているだろう。
薔薇の木を植える時に、隣の木とどの程度離すか、結構頭を悩ます。植えた時より大きくなるからだ。
しかし数年たってみると、薔薇の木同士で折り合いをつけているようだ。
最近のコロナ過で、人と人との距離を開けろという話は、少々違和感がある。
もともと日本人はほど良い距離感をつけることには慣れているからだ。
ノーストピア
北海道で薔薇に近い花と言えばハマナスだが、自生するヤマハマナスとノイバラを交配して作出された薔薇だ。
薔薇作りは難しいと言われるが、「性格がいい」薔薇を選べば、かえって易しいのではないかと思う。
最初のころは北海道の冬越し(-20度になる)に頭を悩ませたが、最近は放任主義だ。
冬囲いはしない。充分冬越し出来る。
ポール・ボギューズ
アンティークで華やかな花を咲かせるが以外に強健だ。