詩人の高橋睦郎さんは、「和歌は恋で漢詩は友情」と述べている。
確かにそうかもしれない。
万葉集や古今和歌集には恋の歌が多い。
一方漢詩は友情や人生を詠ったものが多い。
コスモス(秋桜)
メギー(コーギー)は庭で何か物思いの風情。犬も夢を見るそうだ。
君に勧む 金屈巵(きんくつし、黄金の大杯) 満酌辞するを須(もち)いず
花発(ひら)けば風雨多し 人生別離足る 晩唐 于武陵
君にこの金色に輝く大杯をさしあげよう。 なみなみとついだこの酒を飲み干したまえ。
花が咲けば、雨風も多いものだ。
人の世も、楽しみのあとにはつねに別れが待っている。
だいたい、親しい友人と語る時には酒が入る。
お茶やコーヒーでは間が持たない。
酔っぱらった後の哀情に、人生の深みをのぞき込む感じがする。
ノコンギク?
近くの土手に生えている。
時代の流れなのかもしれないが、やたらと英語の言葉が増えてきた。
使っている本人もどの程度理解しているのか?
逆発想で難しい漢語を使ったら案外受けるかもしれない。
横綱昇進の際に四字熟語が慣例になったことがあるが、あれも案外面白い。
手のひらに書いて覚えた横綱もいたようだが。
薔薇(快挙)