もう十分年をとった。青春なんてあったかなと思うほどの遠い昔。
ところが自然界をじっくり見ていると至る処に青春がある。
白日 至らざる処、青春恰も自ずから来る。
苔花 米の如く小さけれども また牡丹を学んで開く。
袁枚(1716~1797)
ひざしがとどかない処がある、しかしそこにも春は当たり前のようにやって来る。
苔の花が米粒のように小さい、それでも精一杯牡丹をまねして開いている。
クラブアップル(こりんご)
実はせいぜい鳥のエサにしかならないが、今のころの花が何とも好ましい。
ヨモギ団子作りに挑戦す。
庭と雑木林との境にヨモギが自生しているので少々失敬する。
熱湯でゆでて、すり鉢でつぶす。
白玉粉と水をくわえて十分にこね、適当に丸めて熱湯に入れる。
小豆とアイスクリームを添えて昼のデザートに。
雑木林の中で自生しているクルマバソウ。
この花はひっそりと咲いているのだが、群生する。
動物でもそうだが、弱きもの小さきものが生き残るためには群れることだろう。
ディセントラ(けまんそう)
タイツリソウとも呼ばれている。
この花の特徴は芽を出してから開花するまで、非常に足が速い。
ユニークな花形も面白い。