創価学会の中興の祖とも言われる池田大作氏が死去した。95歳だった。
2010年以降、病に臥せっていたのか表に現れることは無かった。
しかし教祖的な人の状況がどうであろうと常に信者の崇拝の対象であったと思う。
うがった見方をすれば、周りが上手く利用したのかもしれない。
公明党は池田大作が作った政党だ。
宗教団体が政党を持つことは、憲法の「政教分離」に抵触する可能性があり常に問題にされてきた。
しかし1999年に自民党と連立を組んでからは、下駄の雪に甘んじながら自民党が持ち出すことを抑え込んできた。
公明党は自民党と連立を組んだことで、
立党の精神である「平和主義」や「腐敗政治との訣別」は風前の灯火だ。
いまや自民党レベルの「口利き政治」にどっぷりはまっている。
国土交通利権を絶対放したくないようで、今回の内閣改造でも国交大臣ポストは死守したのが良い例だ。
自民党という利権政党に染まれば公明党もどんどん染まっていく。
まさに「朱に交われば赤くなる」
政治の世界に足を踏み入れて堕落しつつある公明党に、学会信者(特に婦人部)から怒りの声が上がっている。
学会幹部が真面目な信者の声をまともに聞かずに選挙マシーンとして動かそうとするならば、
どこかでこのマシーンも自壊することだろう。
創価学会中興の祖池田大作の死は、学会内部のみならず日本の政界に大きなインパクトを与えるだろう。