今回の総選挙は日本の今後を占う重大な選挙だと思う。
①民主主義政治の原点である公正・公平な政治を取り戻すことが出来るか?
②新自由主義から訣別し格差の少ない社会を再び作ることが出来るか?
この目標に向かって真摯に対応できるのは、
自民・公明の与党なのか、それとも立憲、共産、国民、社民、れいわの野党勢なのかの戦いである。
隠蔽改ざんなどの不祥事をそのまま継承し、所得倍増などの羊頭を掲げて負担のみの狗肉を売る岸田政権には無理であろう。
2017年の選挙がいかにいびつなものであったか、それを今回はただすための選挙にもなる。
小選挙区において、民主党系の1.6倍の票を獲得した自民党が6倍の議席を獲得したのだ。
(自民2650万票で215議席、民主1616万票で35議席)ーー自民票には公明党の票が乗っかっている。実力はこんなにない。
それはひとえに野党がバラバラに戦った結果である。
今回ようやく野党勢がひと塊りで戦える体制が整った。
小選挙区(289)の1割弱(23選挙区)は有権者の1%が動くことで結果が変わると言われている。
「自分や、自分の友人たちが投票したって選挙の結果は変わらない」
「生活が苦しくて選挙どころではない」
棄権する人たちからこんな声が聞こえてくる。
しかし最後に政治を変えられるのは自分たちの一票一票なのだ。