30年間実質賃金の上がらない国にした責任は、誰がとるべきか?
この30年間,大部分政権にあった自民党と公明党であろう。
岸田政権は安倍・菅政治の問題点を改善するのではという期待を持ったが、さらに傷口を開きかねない政策に打って出た。
国民生活を防衛するという第一の使命をないがしろにして、防衛費対前年比27%増加。
社会保障関連、子育てや教育費は微増である。
食糧安全保障についてはまったく無頓着だし、エネルギー政策は原発回帰である。
自民党の良心と考えられてきた保守本流を自認する宏池会はもはや消滅した。
自民党の大部分は保守もどきか右翼もどきばかりが跋扈(ばっこ)している。
跋扈ーー悪いものが思うままに勢力をふるうこと
イナゴかコオロギみたいなものだ。(コオロギはすこし言い過ぎかも)
あまり好きではなかったが石原慎太郎は保守といって良いだろう。
中国にも物申すが、アメリカに対しても横田基地を返せなどと堂々としていた。
保守の原点は自立にある。「親米保守」ならまだ許せるが、「従米保守」などは気持ち悪い。
新聞社やテレビの世論調査(政党支持率)はあまり信用していない。
比較的信用しているのは、「選挙ドットコム」の比例投票先調査(特に電話調査の方)。
(次の総選挙で比例票はどの政党に入れますか?)
3月の調査によると、自民党31%、公明党5.3%、立憲17.3%、維新12.2%、共産7.6%などだ。
他は、国民1.9%、令和2.4%、社民1.3%、参政1.8%などだ。
国民は必ずしも自民・公明を信頼していない。
問題は野党のまとまりの無さ。野党も二つか三つに収れんすべきだ。
野党の中から劉邦のような人物が現れないものだろうか。
劉邦ーー若いころは侠客だったが、人望があり、人を動かすのがうまかった。漢を建国。