行雲流水の如くに

追い詰められるトランプに再選の芽はあるか?

アメリカは事実上の選挙戦に突入した。

トランプが再選されるかどうか、かたずをのんで見守っている人たちは多いだろう。

変わってもらいたいと切実に思っているのは中国の習近平か。

再度あと4年を望んでいる人々は誰か?北朝鮮の金正恩は望んでいるのかもしれない。

 

最近の調査で、2016年のアメリカ大統領選挙でトランプを選んだ人たちは、貧しい白人たちと言われていたが、どうも違うようだ。

※近い将来仕事が極めて不安な人ーーートランプを選んだ46%

※人種政策に不満を持つ人   ---トランプを選んだ89%

白人の権利が脅かされていると考える白人がトランプを支持したのだ。この層には富裕な層も入る。

オバマ時代に黒人やマイノリティが過剰に優遇された、このままでは白人が逆差別を受ける、と恐れを抱いた白人の支持を得た。

 

アメリカの人口は約3億1千万人だが、実際に投票するのは1億人くらいだという。

テレビを見ているとアメリカ中が選挙で盛り上がっているように見えるが、実際はそうでもないようだ。

共和党支持者が30%程度、民主党支持者も30%程度、国民の約40%は支持政党なしだという。

支持政党なしをどれくらいひきつけるかが勝負の分かれ目なのだろう。

 

トランプは「ウクライナ疑惑」で窮地に立たされている。

ウクライナへの軍事支援をする代わりに、民主党の対抗馬と言われるバイデン候補の息子の調査を依頼したようだ。

これは国の政策の私的流用だから、かなり罪は重い。

 

さらに問題になっているのが、米軍のシリアからの撤退だ。

ホワイトハウスの中の統一した見解を、トランプ個人の独断で決めた。

このやり方に怒った共和党の下院議員129人が、米軍シリア撤退反対案に賛成した。

共和党の足元からも火の手が上がっているようだ。

 

民主党からはエリザベス・ウォーレン上院議員が急伸してきた。

格差是正(富裕層への増税、国民皆保険)を訴えている。

年齢は70歳だが、見た目50歳、行動20歳と言われている。

ネックは財源問題とヒラリーが突き当たった「ガラスの天井」だろうか?

ウォーレンが候補者になれば選挙戦は面白くなるだろう。

 

アメリカの政治はトランプのツイッターばかり見ていると、間違える。

アメリカ国民の本音がどこにあるか、よく見ておくべきだろう。

トランプの再選は最後はアメリカ国民が決めるのだが、世界に与える影響が大きいからだ。


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