クラーク博士といえば「少年よ大志を抱け」の言葉である。
明治9年、日本政府の招請で来日し、札幌農学校(今の北海道大学)の教頭に着任。
わずか1年弱ではあったが日本の教育界に大きな足跡を残した。
実際に彼が語った言葉は次だという。
Boys,be ambitios like this old man
上記の英語を「少年よ大志を抱け」と訳したのは絶妙だ。
「少年たちよ、この私のように覇気を持て」とか「諸君、健闘を祈る!」では、明治の初めのころの開拓精神が現わせない。
早朝に朝日を見ると元気づけられる。
クラーク博士は、アメリカに戻るとなんと鉱山会社を経営するのである。
しかし「武士の商法」だったのだろう。経営に失敗する。
彼は後年、「札幌農学校での生活が私の人生で最も輝かしい時だった」と述懐している。
サンピラー
厳寒期に稀に見ることが出来る。
農業をどう見るかで、その人の生き方、価値観が分かる
私は、農業を資本主義的な考えの中だけで判断してはいけない、と考えている。
「土を守るものは滅びない」のである。またそうありたいものだ。
丹頂つる(北海道新聞カレンダーより)