どんどんやせていくおじいさんが近所にいる。
顔色も悪いし明らかに何か病気をしているようで、長い間良くなる様子はない。
悲しいのでできれば会いたくないのだけれど、バス停で今日あった。
息をのむ程またやせて、
それでも毎日時間をかけて杖をついて散歩をしている。
1年前は元気で威勢良く悪態ついていたのに、見ていて悲しい。
実は、実家の両親もいつ何があってもいいように、
ものの整理や、写真を撮ったりし始めている。
まだ60半ばだから気が早いかもしれないけど、気の早い父だし
大きな病気もしたし、いつか来る事をリアルに想像し始めたのかな。
大往生とはいえ、私はここ数年で高齢の親族が体調を崩し、
お見舞いにいき、
そして落ちくぼんだ目を見て、もう先はそう長くはないんだな、、と思う事があり。
死というものが前より無縁でなくなった。
93のおじいちゃんの時は、もう早くポックリいきたいなぁ、、ともらしていたのを
こうなったらもうちょい100までがんばってよ~
なんて元気なひ孫の顔を見せにいったりもしたけど、
でも、今はちょっとだけ分かるような気もしてきた。
最後の一年は、体も思うように動かず、忍び寄ってくる最期。
やっぱり、それが悔しくてしんどい様子だったしね。
いくつまで生きてもこわいものなのかな。
その近所のおじいさんは、
もともと挨拶しても返さないし、人に助けを求めなそうだけど、、
もう男の意地だけで一歩ずつ歩いている感じ。
それで、なんとなく今日は
実家に元気?と電話してみました。