昨日読み終えた辻村深月作『朝が来る』
長い不妊治療の末に養子を迎えた夫婦と、
中学生で妊娠してしまい、産んだはかりの子を養子として手放す事になった
2人の母とその家族の物語。
涙腺が緩んでしまいそうなので、
外で読むのをやめて栞を挟んだまま枕元の本棚に眠らせてしまっていた…
先日、映画化公開予定と知り慌てて読み終えた。
特に思春期の子供達の無知で浅はかな思考が痛々しくて、
中学生を持つ親としては、
この子達はまだ大人ではない。
大人ぶっているけれど、まだ自分の力だけでは解決できない事がある。
まだあと少し、目を離さず周りの大人が大切に育てないと。と
刺さる思いが、あった。
先日みたニュースでも、コロナ自粛期間中
中高生の妊娠相談が増えているそうで、
相談内容からわかる事は、あまりに無知だという事だそうで
ため息がでた。
ただ、この本は希望に向かう話で、決して悲しい話ではないのです。
読んだ日は1日余韻に浸っていました。
もう一冊は「ケーキの切れない非行少年たち」
子供の物事の認知そのものが歪んでいる事に気づかない大人。
子供は褒めて伸ばす。
否定しない。
同じ目線になって話を聞く。
みんな違ってみんないい。
やりたくない事は無理にしない。
それは、、、何の解決にならない事に気づけ!!という本。
。
ずっとそういうのどうなのかね…と
思い続けている事でもあったので、
腑におちる話がたくさんあった。
。
それに褒めると言っても
素晴らしい!!と思わず出てくる言葉と、
無理くり良いところを探して
出てくるセリフは受け止める方も
違いをよく分かってる気がする。
ただイイね、頑張ったね、
と言われて悪い気はしないだけだ。
。
#読書 #積んである本から少しずつ
#朝が来た #三省堂書店の新井賞受賞
#河瀬直美監督映画、公開は延期だそうです
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