アニマルコミュニケーション9匹目の練習相手は、猫のRちゃん。
姉の知り合いの猫さんで、やったはいいけどいまだに答え合わせの返事がない子です
答え合わせがないと、本当に話せたのか話せてないのか、判断がつかないので練習にならないんですけどね
今だったらもう少し自信もってRちゃんと話せる気がしますが、
まだ実践一桁台の頃の私には、難しい子でした。
なんかね、表現が難しかったんだよね。
言葉でも現実的なイメージでもなく、
そのシーンを叙情的に表したような絵を見せてくれるので、
「ん?どゆ意味??」となってしまって。。
私の読み取り力も全然ないから、全くもって分からなくて
最後に「表現が難しくて分かりにくいよ~」と言ったら、
「もぉー!」と怒られました。スイマセンネェ
そしてこのRちゃんの時に気付いたこと。
Rちゃん、飼い主さんから預かった質問や伝言が、
要求事項が多かったんですよね。
「〇〇してね」
「△△に気を付けてね」等々。
多分、自分がACをやる前だったら何とも思わなかったんですが、
実際話してみると、複数の要求を重ねるのはすごく違和感があるんです。
だってね、動物にも意思があるから。
「トイレのあとはちゃんと砂をかけてね」という、ヒトにとっては当たり前のお願いでも、
猫からすると、「なんで?」ということが往々にしてあるんですよ。
Rちゃんも、「だってニオイを確かめてるんだもん」という返事で、
なぜかけなきゃいけないか?と訊かれると、
「飼い主さんがそれを望んでいるから~」くらいしか答えられないのですよね。
本人は臭いと思っていないから(笑)。
飼い主さんに喜んでほしい、献身的なお利口さんタイプの子ならそれで了承してくれるかもしれないですが、
「べっつに~」的な性格の子だと、お願いをきいてくれるとは限らない。
なので、そもそもの伝え方を、要求じゃない形にした方がいい。
「砂をかけてね」ではなくて、「どうして砂をかけないのかな?」。
「勢いよく食べると吐くからやめてね」ではなくて、「吐いちゃうと心配になるから、ゆっくり食べてほしいんだ」。
ほら、子育てで聞く「Youメッセージ」じゃなくて「Iメッセージ」ってやつだよね。
押し付けるんじゃなくて、ただ伝える。
ちなみにRちゃんも、「へぇ~」と言ったきり、全然興味なさそうだったので、
十中八九、今も砂はかけてないでしょう
『自分のペットと話す覚悟をした上でACを依頼して下さい』
というのをたまに見るんだけれど、
それは、
ACはペットに言うことをきかせるためのものではなくて、
ACで、ペットにも意思があることをはっきりと突きつけられるから。
それを受け止める覚悟をしてくださいね、という意味なんだよね。
ただのぬいぐるみとは違うんだよ、ってこと。
そもそも動物とも対等であること。
ACを通して初めて得た感覚のひとつ