数日前から、すぅぅーーーーーーっごくモヤモヤするので、
こちらで吐き出すワタシ。超長文。
調理をしたくないまひろにとって、
管理栄養士のスキルと言えば、特定保健指導とオンラインダイエットコーチ。
最初は前者のみでした。
でも単発での請負仕事だったので、
お客さんがその後ダイエットに成功したのか否か分からない。
なのに、「特定保健指導〇〇年の経験があります」って言っていいのかな・・・。
そんな疑問がずっとあって。
ある時、採用面接で同行したエージェント会社の人に、尋ねたことがあるのです。
そしたら、こんな回答が。
「たまに、「臨床で10年間やってました!」って誇らしげに言う人いるけど、
その10年で糖尿病患者、減ったかい?って訊きたくなるんだよね。
ずっと増え続けてるのはあなたのせいなんだねー、って」
それを聞いて、思ったのです。
管理栄養士のスキルは、経験年数や指導人数じゃないんだなって。
いかに改善に導いたかの実績なんだって。
お客さんが求めているのは、自分の悩みを、不調を解決に導いてくれることなんだよね。
だから、こっちから見ると知識が微妙・・・な無資格者でも、
悩みを解決できるからお客さんがつくわけで。
重ねて、皮膚科医の書いたHPを思い出して。
「アトピー患者さんが求めているのは、完治させてくれる人であって、
それは医師免許を持つ人じゃなくてもいいのです。
友達でも母親でも、快方に向かわせてくれる人なら誰でもいいはずなのです」
そんな内容でした。
要するに、資格は信用するか否かの判断材料でしかないということ。
なんでそれを思い出したかというと、
「科学的根拠を持たない栄養士が多いから、お客さんはどの情報を信じていいか分からない!」
(だからもっと最新の論文で確たるエビデンスを追え、と言いたいらしいのです)
と強く訴えてるブログを見つけたから。
科学的根拠はもちろん大事だと思う。
それがなければ何の方向性も示せないから。
だけどその人が、「世界的権威のある雑誌に投稿された論文」を信仰してるように見えたので、
なんかずっとモヤモヤしてるのです。
まひろは自分で論文を書いたことはないけど、
国立T大大学院にもいたし、研究職のそばにいたので、論文に接する機会はまぁまぁあった。
そこで得たのは、論文も情報として100%完璧じゃない、ということ。
論文て、ストーリーがあるんですよね。
同じデータでも、著者の思惑に沿って書かれる。
もちろん、その研究機関のスポンサーにも左右される。
学問ってそういう世俗的なものとは無縁じゃないの?と思うかもしれないけれど、
人とお金が動く世界なのは他と一緒。
研究の世界にだけそれがないと思う方がナンセンスだと思う。
そして実験系の論文だと、ビックリなことに、再現ができない論文てのも存在するのは事実。
だからまひろから言わせれば、
管理栄養士の信頼性がいまいちなのは、
科学的根拠じゃなくて、実績が少ないから、と思うのです。
・・・とか考えてたら、管理栄養士は、もっと自分の働き方を変えていいと思った。
数字として挙がらないだけで、実績を持っている人だってたくさんいるはず。
他の医療系資格に負けないで、自分たちを出せたらいいなと思います。。。
昨日からそんなおばさん臭い願い事ばっかり