釣りの楽しみのうち、結構な割合を占めると思われる釣行前の準備時間。
海をイメージしながら、あぁでもない、こうでもないと道具立てを考えたり、仕掛けを準備したり、とても楽しい時間です(こどもパパさんは一番楽しい時間と断言してます)。
先日の金沢八景の釣行時は同行者分含め、アジ、イシモチ仕掛けを20組ほど作りました。昔と違い今はWEB上で動画を含め、皆さんの様々な工夫や情報が入手できるので、とても助かります。
最近気になっていたのが、東京湾のライトアジ釣りにおいて、エダスを短くする仕掛け。一般的にはエダス20センチ~30センチ程度の2本針もしくは3本針仕掛けが船宿で提供されているのですが、金沢八景の一ノ瀬丸さんなどでは、ショートハリス(実際はエダス)仕様のものが用意されているらしい。(へた釣り.comさんの以前の記事)
記事中には先輩諸氏とのハリスの太さの議論なんかもご紹介されていて、とても参考になります。
ハリスに使うフロロカーボンラインも、同じ号数(太さ)でも、ラインのコシ(柔らかさ)が違ったりします。今まではデュエル製を使っていたのですが、手持ちがなくなったのでシーガー製を購入したのですが、とても柔らかい(いずれもノーマルクラス)。
- デュエルの船ハリスの説明にも3号までは硬調子と書いてあります。
このあたりも突き詰めれば面白いんでしょうね〜。
金沢八景の荒川屋さんなんかでは、仕掛けの全長自体も1m程度で2本針として、初心者の方でも扱いやすいものを用意されていたり。
夜光玉の代わりにフラッシャー(テンセル)を使って結果を出されている先輩釣り師(Youtuber 海風丸さん)もいらっしゃる。
結局釣れる仕掛けが正解なわけで、海況、混雑度合い、腕といろんな要素が絡むので一概に正解!ってのはないんでしょうけど。。
試しに2回続けてショートエダス仕掛けを使用。
仕掛け長2m、下針から中針の間隔が40センチ程度、中針から上針の間隔が50センチ程度、中針と上針のエダス長が15センチ程度(実際には12センチ程度を作成)。※程度としているのは、それほど厳密に作成していない為
各針には夜行玉(ハリス2号、3号とも東邦産業の1号サイズでピッタリ)。
8Hってなんだろな?って思ったら、発光時間が8時間なのね。
それ以外はノーマル商品と変わらないみたい。
従来の仕掛けのエダス長から比べればとても短く、仕掛けの扱いは格段に楽。
手前マツリの確率が大きくダウンしました。
そして、エダスが短いからと言って食いが落ちるわけでもなく、コマセに突っ込んでくるアジのような魚には、全くと言っていいほど悪影響がなかった。
これも釣り方次第で、縦の釣り(ライン引き、とか言われてる?)で巻いたコマセの中に仕掛けを上げてくる釣り方ならば、ハマる感じ。
エダスが長くなれば、餌が自然に漂う、コマセを振って仕掛け分持ち上げて広がった煙幕の中に漂わせる釣り方(LTアジの基本的な釣り方)に向いているのかなぁ(縦の釣りに比べると、待ちの釣りな感じ)。
釣果に関しては、少なくとも2回目の釣行で通常のエダスとショートエダスではショートエダスに軍配が上がりました。
次は、フラッシャー(テンセル)。巻くのにコツが必要(針結び器は必須)で、苦戦しましたがある程度慣れてきました。フラッシャーのカラーについては、海風丸さんにお伺いしてオーロラレッズのK/White 17 K/ホワイト(超!ケイムラ/ホワイトベース)を選択。
両面テープつきの物が入手できなかったのでフラッシャー糸のみのものを購入。数本を取り出して、5センチ間隔程度で結び束ねて使う。
あわせて、瞬間接着剤。フラッシャーを巻き終えた後に少量を塗布。
直接塗布は失敗するので、少量を出して爪楊枝などでチョコっとつける程度。
そして必須と書いた「針結び器」も買ってしまいました。
これがないと、あの小さいサイズの針にフラッシャーは巻けないです。
フラッシャーを巻かなくとも、歳を重ねて老眼が出てきたので必需品です。もっと早く買っておけばよかった。ただ、ハリス6号に対応とは書いていますが、実際にそのクラスのハリスを結ぶ時は従来通り手巻きしています。巻いても4号までにしといたほうが現実的な気がします。
針結び器+接着剤を利用して、ハリス2号で作成したのがこちら。
これ、フラッシャーの本数が多すぎるし、接着剤がダマになってて失敗作の類。「フラッシャーは夜光玉の代わりにどうぞ」との事だったのですが、撮影用で夜光玉つけて撮影しています。
■後日談■
先日このフラッシャー付き仕掛けを使った際の感想。
まずフラッシャーの本数は少なめでよく、3本〜5本程度推奨。長さも針から2ミリ程度長ければOK。せっかくショートハリスで絡み低減を狙ったのにフラッシャーがあることで絡みやすくなるというジレンマに陥りました。長さについては船上で切ってしまえば短くはできます。
夜光玉との併用は、効果が見られなかったのでおすすめしません。
食い渋り時はシンプルに、細ハリス(1号~1.5号程度)と夜光玉の組み合わせで、フラッシャー無しのほうが当日は釣果が伸びました。ハリス1号は繊細な分、扱いやすさでは1.5号が良いかと思います。
食いがたってる時にはフラッシャーでもシンプル仕掛けでも同じように釣れてましたが、手前マツリも出てしまったのでシンプルな仕掛けの方が手返しも伸びて良い気がしました。
[脱🔰]LTアジ釣り(仕掛け作り/手返し向上/テクニック/実釣/料理) | 打木屋 | ライトアジ
東京湾のLTアジでは以前はハリス2号でもOKな感じでしたが、最近は1.5号推奨の船宿が増えてきています。また、実際にハリス2号と1.5号では釣果に大きな差が出る事もたびたび。
「考える釣り人」さんが動画で紹介されている、ハリス1号(トルネードV)は食い渋り時に使えるよう、極アジ10号針(魚が小さいケース用に9号も用意)との組み合わせの仕掛けを常備しつつ、普段はコスパも考慮してハリス1.5号(DUEL 船ハリス)に「ネムリセイゴ」10号、11号、「丸せいご」9号、10号、などで組んだ仕掛けを使っています。
メインの針のラインナップ
※仕掛け1セットで2本針ですが、針の種類と大きさは2本とも揃えるようにしています。また、夜光玉はケースに応じて(赤クラゲが多かったりすると夜光玉にクラゲが絡みやすいので)、判断しています。
エダスの根元にハーフヒッチをする事で絡み防止効果が高まる点も、とても参考になりました。
1.5号~3号までは硬調子でクセがつきにくい。
50m巻きですが、結構なお値段ですので大切に使ってます。
DUELの船ハリスに比べると、しなやかさがウリ。安価に入手可能な点がメリット(結構な頻度で価格が変動する商品です)。
■Amazonのアソシエイトとして、「走れ?コータロー」は適格販売により収入を得ています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます