祝!昭和百年!200万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

東映キネマ旬報最新号届く

2009-03-12 20:33:12 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
3月11日水曜日、東映キネマ旬報の最新号が届いた。
これは、東映ビデオ㈱発行、㈱キネマ旬報社編集の季刊誌で、会員登録すると購読料・送料は無料で年4回自宅へ届くのだ。
初回送付時には、東映ビデオの最新商品カタログもついてくる。
フリーダイヤルは、

0120-1081-46

次号より発行日が変わって3・6・9・12月となる。
さて、今回vol.10 となる2009年春号では、東映娯楽版の系譜特集。
時代劇の黄金時代を生み出した少年冒険活劇と題して佐藤忠男先生の文章が読める。
佐藤忠男先生とは、2004年の無声映画鑑賞会のカツキチ忘年会で初めてお目にかかり、その後、古石場文化センターの映画講座に参加したり、活動弁士の澤登翠姉さん(私は、故松田春翠先生の秘蔵っ子なので、澤登さんは姉弟子になる)の 35周年パーティの席上でもお会い出来ている。
佐藤先生の著書(独学でよかった・チクマ秀版社2007年発売)の中に、高垣眸の(豹の眼)について、 (豹の眼という冒険ものを読みたい読みたいと思いながら未だにその望みを果たしていないことが悔やまれる。)
との記述を見つけ、私の蔵書である国書刊行会から発行された復刻版をお貸ししたところ、喜んでいただけた。
佐藤忠男先生は、松田春翠先生とは、古くからの付き合いでその関係は、澤登さんの著書
(活動弁士世界を駆ける・2002年東京新聞出版局)の 序章 日本の映画と澤登翠 に詳しい文章が寄せられている。
昨年の春、彩流社から発売した(明治・大正・昭和の大衆文化)を佐藤先生の自宅へ送らせて貰ったのを昨年のカツキチ忘年会の席でも憶えておいていただけた。
さて、他にも永田哲朗氏の文章に藤竜也のインタビュー、三枝成彰など。
16ページの小冊子。
最後に、この東映キネマ旬報についての裏ワザを紹介しておこう。
登録の際に、バックナンバーを希望すると、在庫があれば送って貰えるかもしれない。
私は、この手を使って、NO.1より全て入手出来た。
2009最新カタログが入っているのもありがたい。
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もん・りいぶるとは?

2009-03-12 19:03:57 | 「愛と誠」と「朝日の恋人」(チクマ秀版社)梶原一騎の世界
チクマ秀版社より20世紀を代表する不朽の名作漫画を復刊することを目標にかがげ、商業ベースとは関係なしに発行されたシリーズ。カラーページを初出と同じく再現するなど、原稿があるものは新たに原稿から版をおこすなど、時間と費用を贅沢にかけてクオリティーの高い綺麗な本作りを心がけるも、志なかばで版元倒産の浮き目にあう。
その豪華ラインナップを紹介しよう。
ハニーハニーのすてきな冒険 水野英子
朝日の恋人 上・下巻 原作 梶原一騎 作画 かざま鋭二
河童の三平 貸本版 上・下水木しげる
永島慎二の世界 永島慎二くたばれ!涙くん 1巻 石井いさみ
ゆうひが丘の総理大臣 1巻望月あきら
以上8冊のみでの中断となる。朝日の恋人は、TV化の際に太陽の恋人となり、夕陽の恋人までの三部作全て完結迄を原稿から復刻する予定だった。オリジナルとなる秋田書店の新書チャンピオンコミックス全4冊は、ページがカットされているだけでなく、完結もしていない。
くたばれ!涙くんは、秋田書店のサンデーコミックス全8巻には未収録のシーンも含めて全5巻で、ゆうひが丘の総理大臣は、カラーページが多すぎるので、ページ数や値段などを再検討しているところだった。他にも、いま、銭ゲバが話題となっているジョージ秋山の一連の少年物や、今村洋子のチャコちゃんの日記。森田拳次の丸出だめ夫やロボタンなども、各先生方と交渉中もしくは刊行が決定していたのである。
ちなみにタイトルとなったもん・りいぶるとは、フランス語で私の本という意味である。
監修者である私本間が学生時代所属していた書評誌のタイトルでもある。
当時は、夢幻沙綺朗の名で漫画に関する書評やエッセイなどを発表していた。
私が在籍していた頃は女性が多かった。作詞家であり、放送作家、そしてプロデューサーとしても知られる秋元康さんのところへインタビューに出かけた思い出がある。
コメント (2)
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