祝!昭和百年!200万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

まんだらけZENBU42 が届いたよ!

2009-03-16 23:53:26 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
3月11日水曜日、まんだらけZENBU最新号が届きました。
年間購読者には、(ねおまんだらけNo.16)がついてくるのでオススメです。
今回はA5版カラー48ページ。
中身は、購読者だけのお楽しみ。
今回の注目記事は文京出版(少年少女譚海)特集。絵物語、楳図かずおコレクターで知られる高橋正彦氏による 戦後の(譚海)と文京出版 の記事。
これまで譚海は、マボロシの雑誌のひとつとされ、その全貌は謎に包まれていた。
小松崎茂や伊勢田邦彦、永松健夫や桑田次郎などの作品リストもこれで更新が出来る。
漫画史研究家は、漫画評論家と違い、独自にデータベースを作るのが最低の必須条件のひとつ。
作家の作品リスト、単行本リスト、年譜などを調査し、更に本当かどうか作家本人もしくは遺族にあって確認する。
他人が発表したデータは実物が確認出来るまで、半信半疑のままである。
ちなみに、私の著書の代表作、少年画報大全に掲載しているデータと、それまでの評論家達が言っていたデータとでは、100箇所以上の違いが見受けられる。
巻末の参考文献と少年画報大全の記載データが違う場合、私のデータの方が99.9%の確率で正しいと自負している。
2001年以降に発表された書籍でも、少年画報大全を参考文献に加えてないもので、同じ事柄のデータが違っていた場合、私のデータの方が正しい筈である。
ちなみに、有名古書専門店の間では、少年画報大全は必須であり、店の店長達の間で私の顔は、すっかりバレてしまっている。
高橋正彦氏についても同様で、一般にはあまり知られていないが、古書店とマニアの間では、有名な人物である。
私は、彼の正体を知っているし、10年ほど前には、自宅を訪ねたこともある。
楳図かずお先生と絵物語に関して言えば、日本有数のコレクターとしてあまりにも有名な謎の人物である。さて、もうひとつの楽しみは、星まこと氏によるアニメインタビュー。
毎回丁寧なインタビューを続けている。
彼も一般的には、あまり知られていないが、日本のアニメの若手研究者としては、実力日本一。
元エイケンの有名プロデューサー鷺巣政安氏に師事。御園まことの名で(図説テレビアニメ全書・原書房1999年)を監修している。
この本には、現場から見たアニメの歴史として(宇宙戦艦ヤマト)や、(超時空マクロス)など数々のヒット作を手掛けた演出家の石黒昇氏や(風の谷のナウシカ)の作画監督であるアニメーターの小松原一男氏、テレビアニメ創成期からのプランナーとして鷺巣政安の特別インタビューも収録されている。
今回のまんだらけZENBUには、(リボンの騎士)や、(科学忍者隊ガッチャマン)の作画監督、宮本貞雄氏のインタビューを収録している。
星さんとも10年来の付き合いになる。
非常に爽やかな兄貴分です。そして、忘れてはいけないのが成瀬正佑氏の護美之砦。
貸本漫画B6判単行本大全と題しての連載も今回で13回目。
若木書房其の四である。
毎回オールカラーで単行本のデータを紹介している。非常に助かります。
今回は、昭和漫画館青虫の訪問記も掲載。
私は、まだ、青虫には行ったことがない。
今年こそは、訪ねて見たいと少女漫画家の大御所である巴里夫先生と、話しているところだ。
漫画史研究家は、漫画評論家と違い、日々の地道なデータ集めが必要とされ、その成果を発表する場も非常に少ない。
だが、漫画評論家が漫画家の先生達にあまり好かれていないことが多いのにくらべ、漫画史研究家の私に対してだけは先生方は皆、非常に親切である。
少年時代から憧れていた、ちばてつや先生に、名前と顔を覚えてもらえたなんてまるで夢のようである。
漫画史研究家の私としては、ただそれだけで幸せな毎日なのである。
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ブログの引越し完了です。

2009-03-16 21:06:48 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
前略 3月7日より、gooのブログを始ました。
まだブログの初心者であるだけでなく、インターネットも初心者なので、Google検索で本間正幸から、本間正幸の少年画報大全と題してブログを始めたと紹介されているのを見つけてビックリ!
少しは名のある男になってきたんですね。
このブログもメジャー化を目指して引越しをして来ました。
所属する事務所の人達の手を加えて、皆さまに見やすくする為の引越しです。
4月からの公式ホームページ立ち上げに向けてこれからも日々頑張ってまいりますので、よろしくお願い致します。
草々
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DVD映画( 黄色い涙) とTV落日燃ゆ

2009-03-16 17:17:59 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
14日は、(銭ゲバ)最終回の感想とジョージ秋山先生に会った時の印象を書いて見たのだが、検索して見ると、随分大勢の人達がこの作品について語っているようだ。
私は、ブログを3月7日から始めたばかりだけでなく、更に今までパソコンすらいじったことがないので、日々いろんなことを練習中である。
まだシステムも良くわかってないので、皆さんにご迷惑をおかけすることがあるかも知れません。書いている文章も再録したもの以外は、草稿の状態だと思って下さい。
私は、今まで自分で書いた文章を何度も推敲してから発表していたものですから。
さて、昨日は借りてきたDVD・映画(黄色い涙)を見てました。
この作品については、非常に思い入れがあるので、後日改めてブログに書かせていただきます。
何故思い入れがあるかって?
それは、この映画に撮影協力しているからなんです。最後にエンディング曲嵐の(涙の流れ星)が流れる中、エンディングロールの協力者の中に メトロポリス漫画総合研究所 本間正幸の名前があるのでこれからDVDを見るところだと言う方は、探して見てくださいね。
少し先になるかと思いますが、映画の見所と原作者永島慎二先生について紹介させていただきます。
さて、今日は城山三郎原作の(落日燃ゆ)を見ました。私の興味は、(正ちゃんの冒険)から始まる大正・昭和の少年少女漫画の歴史を社会学的見地から見ることにあるので、このドラマも興味深く見ました。
敗戦後GHQ支配下の日本で行われた東京裁判は、果たして本当にただしかったのか?
もう一度考え直す必要があると考えさせられるドラマでした。
日本の農地改革についてもそうです。
GHQ支配下でマッカッサーの指導の下行われた農地改革は、庄内の本間家をモデルケースとして行われました。
その際、本間家の関係者は、(この農地改革により将来日本の農業は重大な危機を迎える可能性がある) とのコメントを残しております。
まるで今日の農業問題を予見かのごとく、鋭い発言です。
その問題も後日改めてと言うことで・・・
最後に、本間家と農地改革がモデルになった漫画をひとつ紹介します。
本宮ひろ志の(俺の女たち)。
初出 (ビッグコミックスピリッツ)1980年11月号より 1981年2月号まで連載
作中では、藤堂家となっていますが、明らかに本間家がモデルです。
私の祖父も、作中の主人公のように戦前、普段の生活で馬に乗っていたそうです。
何故なら、道が舗装されていない田舎では、車はあまり使い物になりませんでした。
映画が好きで、映写機とフィルムを購入し、村人皆を自宅に呼んで映画を上映したこともあったそうです。
父の子供の頃の自慢は、 (のらくろ)の単行本が全巻家にあり、同級生皆が借りに来たとのこと。
映画好き、漫画好きは祖父からの遺伝子があるのかも知れませんね。
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