この前1月15日に、『編集者が選ぶ少年週刊誌40年マンガランキング100』34位で紹介したばかりの梶原一騎先生作/ながやす巧先生画の『愛と誠』テレビ化の際、太賀誠を演じた夏 夕介さんが亡くなられた。
今日の画像は、
『愛と誠』が表紙を飾った「週刊少年マガジン」1974年47号より。
「TVで話題騒然!愛と誠」の文字が見える。
愛は平和ではない
愛は戦いである
武器のかわりが
誠実(まこと)であるだけで
それは地上における
もっともはげしい きびしい
みずからをすてて
かからねばならない
戦いであるーーー
わが子よ
このことを
覚えておきなさい
(ネール元インド首相の娘への手紙)
わたしの誠~
『純愛山河・愛と誠』
作詞:梶原一騎
作曲:渡辺岳夫
歌:池上季実子
夕日を見ている 彼の横顔が
怒っているとは限らないのよ
わたしを見ずに 肩いからせて
石ころ蹴ったりしているけれど
わたしは貴男に生命をかけてる
わたしは貴男に生命をかけてるの
だから 二人の間には
愛と誠のつながりがあるの
あるの
可愛い小鳥は 放す人なのよ
鳥かご開けて 飛びたたせるのよ
悲しい時ほど 笑っているのね
一人ぼっちが 恐いものかと
わたしは貴男に生命をかけてる
わたしは貴男に生命をかけてるの
だから 二人の間には
愛と誠のつながりがあるの
あるの
東京12ch
1974.10.4~1975.3.28
出演:池上季実子(早乙女 愛)、夏 夕介(太賀 誠)、中島久之、高橋昌也
オリジナル版・懐かしの青春ドラマ主題歌集3【1971~1975】
1995.6.7東芝EMI株式会社より
私の不良少年時代に最も影響を与えた作品である。
映画は三本作られて大ヒットし、実写でテレビシリーズも放映されている。
テレビシリーズでヒロイン早乙女 愛を演じる池上季実子が主題歌も歌っており、いい曲なのだが、歌唱力は・・・浅田美代子、大場久美子クラスより少し音痴かな。(笑)
この主題歌は、なんと驚くべきことに梶原一騎先生自身が早乙女 愛の乙女心を作詞している点が注目に値する。
映画『愛と誠』『続・愛と誠』の脚本に、先日、私と一緒に写真に登場した石森史郎先生が関わっている。
『愛と誠』1974年7月
脚本/石森史郎、山根成之
監督/山根成之
キャスト/太賀 誠(西城秀樹)、早乙女 愛(早乙女 愛)
『続・愛と誠』1975年3月
脚本/石森史郎、山根成之
監督/山根成之
キャスト/太賀 誠(南条弘二)、早乙女 愛(早乙女 愛)、天地大介(森次晃嗣)、高原由紀(多岐川 裕美)
『愛と誠、完結篇』
脚本/山根成之、長尾啓司、南部英夫
監督/南部英夫
太賀 誠(加納 竜)、早乙女 愛(早乙女 愛)、砂土谷 峻(柴 俊夫)
パンフレットの解説には、映画完結篇公開前、単行本15巻までで500万部突破の記載あり。
私がまだ、幼稚園児の頃の話だが、ある日、母と一緒にデパートに買い物に行った際(川崎か、横浜あたりだと思われる)、怪獣ショーが始まった。
夢中になって見ていると、突然、怪獣ショーの会場が、宇宙人達に占領されてしまった。
気が付くと、母親達の姿は遠くにあり、私達のことを遠巻きに眺めている。
隣にいた男の子など、怖くて泣きだしている始末。
「これは大変だ。どうしよう。でも、お母さんは、何故、僕を置いて逃げてしまったんだ。」
と、動揺していると、ひとりの優しそうなお姉さんが僕達の前に現れ、
「さあ皆で、ヒューマンを呼ぶのよ。ヒューマ~ン。」
の掛け声の合図と一緒に、厚紙で出来た丸い円盤の形をした紙の、指を入れる為の小さな丸い穴に指を入れて、手を高く挙げてその円盤を回しながら大きな声で叫んだ。
すると、正義の味方ヒューマンがどこからともなく現れ、怪獣や宇宙人達を退治してくれたのだ。
「これからも皆でヒューマンを応援してね!」
と、お姉さんに声をかけられそのショーは終わったのだ。
なんと、この話しは、今や伝説となっている怪獣ショーをそのまま番組に取り入れたという
『突撃!ヒューマン』
だったのである。
主演のヒーロー、ヒューマンの変身前の人間のお兄さんを演じたのは、夏 夕介さん。
優しそうなお姉さんは、後にキャンディーズでアイドル歌手としてデビューする現在、女優として活躍する田中好子さんなのである。
この時の印象が、とても強かったのか、後に『特捜最前線』は元より、『純愛山河 愛と誠』の再放送を見てさえ、私にとって夏 夕介さんは『スペクトルマン』の成川哲夫さんや、『アイアンキング』の石橋正次さんと共にヒーローとしての印象が強かったのだ。
キャンディーズがデビューしたときも、私は、もちろんスーちゃんのファンになっていた。
『突撃!ヒューマン』は、当時高価だったビデオ撮りの為、作品が現存していない。
しかも、裏番組が当時から子供達の大人気ヒーローである『仮面ライダー』だったため、視聴率が振るわず、わずかワンクールで終了したため、見たことがある人も、番組内容を覚えている人も稀である。
ましてや、その怪獣ショーを実際に見たことがあるという人物には今だあったことがない。
ヒューマンを呼ぶヒューマンサイン(紙で出来た丸い円盤のこと)は、いつのまにか、無くしてしまった。
内輪代わりに使っていた記憶が鮮明にあるのだが・・・。
「母さん、僕のあのヒューマンサイン、何処にいったんでしょうね。」
尚、この話しは、裏付けが取れていないので、テレビの前で『突撃!ヒューマン』を夢中になって見ていた私が、物語の中に勝手に入り
今日の画像は、
『愛と誠』が表紙を飾った「週刊少年マガジン」1974年47号より。
「TVで話題騒然!愛と誠」の文字が見える。
愛は平和ではない
愛は戦いである
武器のかわりが
誠実(まこと)であるだけで
それは地上における
もっともはげしい きびしい
みずからをすてて
かからねばならない
戦いであるーーー
わが子よ
このことを
覚えておきなさい
(ネール元インド首相の娘への手紙)
わたしの誠~
『純愛山河・愛と誠』
作詞:梶原一騎
作曲:渡辺岳夫
歌:池上季実子
夕日を見ている 彼の横顔が
怒っているとは限らないのよ
わたしを見ずに 肩いからせて
石ころ蹴ったりしているけれど
わたしは貴男に生命をかけてる
わたしは貴男に生命をかけてるの
だから 二人の間には
愛と誠のつながりがあるの
あるの
可愛い小鳥は 放す人なのよ
鳥かご開けて 飛びたたせるのよ
悲しい時ほど 笑っているのね
一人ぼっちが 恐いものかと
わたしは貴男に生命をかけてる
わたしは貴男に生命をかけてるの
だから 二人の間には
愛と誠のつながりがあるの
あるの
東京12ch
1974.10.4~1975.3.28
出演:池上季実子(早乙女 愛)、夏 夕介(太賀 誠)、中島久之、高橋昌也
オリジナル版・懐かしの青春ドラマ主題歌集3【1971~1975】
1995.6.7東芝EMI株式会社より
私の不良少年時代に最も影響を与えた作品である。
映画は三本作られて大ヒットし、実写でテレビシリーズも放映されている。
テレビシリーズでヒロイン早乙女 愛を演じる池上季実子が主題歌も歌っており、いい曲なのだが、歌唱力は・・・浅田美代子、大場久美子クラスより少し音痴かな。(笑)
この主題歌は、なんと驚くべきことに梶原一騎先生自身が早乙女 愛の乙女心を作詞している点が注目に値する。
映画『愛と誠』『続・愛と誠』の脚本に、先日、私と一緒に写真に登場した石森史郎先生が関わっている。
『愛と誠』1974年7月
脚本/石森史郎、山根成之
監督/山根成之
キャスト/太賀 誠(西城秀樹)、早乙女 愛(早乙女 愛)
『続・愛と誠』1975年3月
脚本/石森史郎、山根成之
監督/山根成之
キャスト/太賀 誠(南条弘二)、早乙女 愛(早乙女 愛)、天地大介(森次晃嗣)、高原由紀(多岐川 裕美)
『愛と誠、完結篇』
脚本/山根成之、長尾啓司、南部英夫
監督/南部英夫
太賀 誠(加納 竜)、早乙女 愛(早乙女 愛)、砂土谷 峻(柴 俊夫)
パンフレットの解説には、映画完結篇公開前、単行本15巻までで500万部突破の記載あり。
私がまだ、幼稚園児の頃の話だが、ある日、母と一緒にデパートに買い物に行った際(川崎か、横浜あたりだと思われる)、怪獣ショーが始まった。
夢中になって見ていると、突然、怪獣ショーの会場が、宇宙人達に占領されてしまった。
気が付くと、母親達の姿は遠くにあり、私達のことを遠巻きに眺めている。
隣にいた男の子など、怖くて泣きだしている始末。
「これは大変だ。どうしよう。でも、お母さんは、何故、僕を置いて逃げてしまったんだ。」
と、動揺していると、ひとりの優しそうなお姉さんが僕達の前に現れ、
「さあ皆で、ヒューマンを呼ぶのよ。ヒューマ~ン。」
の掛け声の合図と一緒に、厚紙で出来た丸い円盤の形をした紙の、指を入れる為の小さな丸い穴に指を入れて、手を高く挙げてその円盤を回しながら大きな声で叫んだ。
すると、正義の味方ヒューマンがどこからともなく現れ、怪獣や宇宙人達を退治してくれたのだ。
「これからも皆でヒューマンを応援してね!」
と、お姉さんに声をかけられそのショーは終わったのだ。
なんと、この話しは、今や伝説となっている怪獣ショーをそのまま番組に取り入れたという
『突撃!ヒューマン』
だったのである。
主演のヒーロー、ヒューマンの変身前の人間のお兄さんを演じたのは、夏 夕介さん。
優しそうなお姉さんは、後にキャンディーズでアイドル歌手としてデビューする現在、女優として活躍する田中好子さんなのである。
この時の印象が、とても強かったのか、後に『特捜最前線』は元より、『純愛山河 愛と誠』の再放送を見てさえ、私にとって夏 夕介さんは『スペクトルマン』の成川哲夫さんや、『アイアンキング』の石橋正次さんと共にヒーローとしての印象が強かったのだ。
キャンディーズがデビューしたときも、私は、もちろんスーちゃんのファンになっていた。
『突撃!ヒューマン』は、当時高価だったビデオ撮りの為、作品が現存していない。
しかも、裏番組が当時から子供達の大人気ヒーローである『仮面ライダー』だったため、視聴率が振るわず、わずかワンクールで終了したため、見たことがある人も、番組内容を覚えている人も稀である。
ましてや、その怪獣ショーを実際に見たことがあるという人物には今だあったことがない。
ヒューマンを呼ぶヒューマンサイン(紙で出来た丸い円盤のこと)は、いつのまにか、無くしてしまった。
内輪代わりに使っていた記憶が鮮明にあるのだが・・・。
「母さん、僕のあのヒューマンサイン、何処にいったんでしょうね。」
尚、この話しは、裏付けが取れていないので、テレビの前で『突撃!ヒューマン』を夢中になって見ていた私が、物語の中に勝手に入り