ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

10月10日(土) 「コーラスライン」

2015-10-10 21:42:23 | 劇団四季
うーーん。
「コーラスライン」はいつも想像以上にクル!
なんだか歴史が重い。











ミルフィーユみたいに歴代のポール、ディアナ、ヴァル、キャシー、シーラ………etcetc……が層を作ってる。


こりゃいつのだ。





市村ポールに、飯野マイク、野村ディアナ、山口ボビー、美波里シーラ。





「アメリカンダンスマシーン」で初めて知った「ワン」。

エコーの舞台には立てないんだと知ったその日に、鷲尾真知子さんと一緒に観た「コーラスライン」。
「今日、踊れなくなったらどうする」がみごとにシンクロしてしまった。

「AA2」で股関節の激痛のあまり、泣く泣く断念した「ワン」では、カーテンコールの挨拶だけラインに並んだ。
ポールだよ、まるで。

日本初演から36年。
いつも、どの時代でも、いくつになっても、クル。

今回はポールが道口さんと重なった。

「この役をやれたら役者を辞めてもいい」
そう言っていた道口さんは、オーディションに受かっていながら足のケガで何ヶ月も舞台に立てなかったばかりでなく、CDも逃した。
どんなにどんなに苦しかっただろう。

ズーーーンとキタ後に「愛した日々に悔いはない」で、終わる日が来るのを覚悟の上で舞台に立ち続けようとする力がメリメリ湧き上がってくる。

「コーラスライン」に限らず、どの作品にも「歴代のキャスト」は存在するのだが、コーラスラインの内容が舞台で生きたい人間にとって普遍的だから、いつまでたってもクルんだと思う。

「昔はよかった」(by ガス)と思わずに、これもまたありと思えるのだもの。
どの時代のキャストも、ほとんどが受け入れられる。
好みはあるけどね。
吉沢ディアナとか、松島リチー、好きだなぁ。

今日のコーラスラインについて。

斎藤洋ちゃんが観たかったのだが、上川ポールもすごくよかった。

竹内ボビーは、ぱっと見道口さんにそっくりだったが、ワンの振りに入ってからは若々しい個性が見えてきた。

淋病は大ちゃんが可愛かったよねぇ。

三平ヴァルはすごくいい。
アリエルよりずっと似合ってる。

町ディアナは、すごく堅実な感じのする硬質なディアナだった。

荒川ザックは優しかった。

カーテンコールの「ワン」の手拍子は、なぜ、なぜ、いつまでたっても頭打ちなの?

あの振り付けを見てよ。
どうしたって頭打ちじゃ踊りにくいでしょうが。
私だけ頑なに裏打ちしてたら周囲の数人が裏打ちに変えてくれたけど。
あれだけがコーラスラインの悩みよ。

P.S. 四季、いつの間にか「あたし」じゃなくて「わたし」と歌うようになってる!
明先生は「あたしと歌え」と言ってたが。
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