ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

8月9日(水) 「エビータ」&リハーサル見学会

2006-08-10 23:13:58 | ミュージカル

開演は夜なのに、朝からすっかり「エビータ」気分。
台風が来ていたのだが、予報ほどにはひどくなかった。
1時に仕事をあがり、娘と待ち合わせ。
びーちと3人で、劇場へ向かう。

娘も、びーちも「エビータ」を観るのは初めて。
Cafe La Buvetteでお昼を食べて、
まずは、リハーサル見学会。

「ブエノスアイレス」、「ニューアルゼンチーナ」、
「金はでていく湯水のように」、
・・・のシーンのリハーサル。
一度も止めずに流したので、すごく得した気分。
その後、芝さん、下村さん、井上さん、
八幡さん、柴田さん、上川さん
の6人の質疑応答。

芝さん下村さんのやりとりが、漫才のようで、
2人同時に、しゃべるので何を言っているのかわからず、
それでも、とてもおもしろかった。

芝さんに、鼻をつまんでこする癖があるのを発見。
亡くなったお兄さんの話をする時に、
涙ぐんでいたのが、印象的だった。

リハーサル見学会の後、お茶休憩して、本番を観賞。
こんなにも、芝さんの歌声にどっぷり漬かれる演目はそうない。
大満足。
娘も、高1になったから、そろそろ理解できるだろう。

過去を回想する始まり方や、チェが狂言回しとして登場するあたりが、
「エリザベートに似てるね」と娘は言う。
ルイジ・ルキーニのことを言っているのである。
(そういう構成はけっこうあるけどね)

でも、エビータは地位と権力を求めてのしあがった女性で、
エリザベートは地位も権力も要らないから自由が欲しかった女性なんだよ。

有永美奈子さんが出演していた。
チェが出ていない場面では、有永さんを探す。
美しい。

北川先生は軍人役で出ていたことがあったそうだ。
娘は、その「エリートのゲーム」がお気に入りだ。

カサ・ロサーダのバルコニーでは、
芝さんが、ちょっと足を伸ばせばすっ転びそうなほどの、
至近距離を歌いながら歩いて行く。
至福・・・・・

エビータが死んでゆくシーン、きれいだ。
走馬灯で流れる歌声の音響効果が、
いかにも、死にゆく時はこうもあろうかと思わせる響き。

33歳は夭折だよね。
充分、一緒の時代に生きる可能性のあった、
ごく最近の人なのよね。

次、観る時までに、
スーパー源氏で入手した伝記を読み終えよう。
(絶版なのよ)

ほーらね。
薬で感情の起伏が乏しくなったとはいえ、
ちゃんと、こういう時はこんなに楽しめる。
本当に、自分の楽しいこと、一所懸命考えて生きよっと。


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