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夫の甥(姉の長男)の結婚式に出席するために福井へ。
7時過ぎに家を出る。
旅慣れない私は緊張して、浮き足立って、
新幹線に乗って落ち着くまで、口数がすごく多かった。
ひかり号で米原まで約2時間半。
本や、MP3や、DS、いろいろ持ち込んだけど、
案外、あっという間についてしまう。
米原で特急しらさぎに乗り換えて、福井まで1時間。
同じ列車の、別の車両に夫の両親、姉夫婦、
義兄の両親が乗っている。
福井駅から、福井ワシントンホテルまで、
暑い中、8人でてくてく歩く。
けっこう重い荷物を背負って。
ホテルに着いて、更衣室に入った時には汗だく。
Tシャツが、じっとり湿っていた。
(またエアコンが効くまで時間がかかったのよ)
義母、義姉、義兄の母の3人は、着物の着付けなので別室。
この甥は、20年前に私たちが結婚した時、6歳だった。
一人娘で、甥、姪を持たない私は、
将来、彼が結婚するようなことがあれば、
私は、叔母として結婚式に出席できるのかなぁ、
その時は、義母と同じテーブルで・・・などと、
いろいろ想像していたのだが、その想像が今日実現した。
案外、あっという間の20年だったなぁ。
新郎の甥(26歳)も、その弟(もうすぐ22歳)も、
とてもいい青年に育った。
教会式の結婚式を終え、
新郎新婦がすべて企画したという披露宴が始まる。
途中、義兄に聞いてびっくりしたのは、
長男と次女の結婚なのに、養子に行くのだということ。
それが先方のご両親の出した結婚の条件だったそうだ。
長男(義兄)の長男(甥)なので、両方の祖父母が猛反対したが、
義兄が息子の味方について、2ヶ月かけて説得したという。
甥からの挨拶で義兄は泣いていた。
なんだか、しんみりしたけれど、いい結婚式だった。
部屋にチェックインして、着替える。
皆、疲れていたようだったので、そのまま解散。
お風呂に入った後、夫と2人でホテルの周囲を散策していたら、
手をつないで歩く新郎新婦と出会った。
お腹がすいて出て来たのだという。
それが夜の10時過ぎ。
ほとんどの店が閉まっている。
福井育ちの新婦に、お茶が飲める所がないかと聞くと、
「Mr.ドーナツなら遅くまで開いているから」
と言って、わざわざ2人して案内してくれた。
彼らも同じ所をめざしているのかと思ったら、
そういうわけではなかったので、
ああ、2人でなんの相談もせずに、
まるであたりまえのように案内してくれたんだ、と感動。
本当にいい子たちなんだろう。
どうしたら、こんないい子に育つんだろう。
夫と結婚できたおかげで、
こんないい甥を2人も持つことができたと思うと、
本当に嬉しくなった。
小さい子は苦手だったのだが、
20年も夫婦をやっていれば、
血のつながらない甥でも、愛着が湧くものね。
ホテルの部屋は、温度も湿度も快適で、
ベッドの上に、猫の砂が落ちていたりもしないし、
ゴミがちらかっていたりもしないし、
(自宅がそんなふうなのは、全部自分のせいだけど)
気持ちよく眠れるかと思ったが・・・
いつも一緒に寝ているキラたんがいないと、
ちょっと寂しくて、怖くて、眠りにくいのだった。
なんて、いろいろなことがあった1日。
まだ姪も甥も、全然気配もないから。
血のつながってる奴等だから、泣くかもね、私。
で、よく考えたら、血のつながらない甥姪はいないのだわ。
何だか不思議な感じ。
(たとえば、あなたとか)
しんみりどころじゃなくて、
なんだかお祭り気分だったけど、
もう、次の世代が結婚するようになるとね。
しみじみします。
こんな~にきれいになって~
(いや、男の子だけどさ)
立派~に なった~の~か~♪
昨日までは 小さな子が~♪
って感じなのさ。