4月2日(木) 8/15℃
遊行期から林住期へ
昨日「青春とは」でサムエル・ウルマンの本を見たが、その隣に五木寛之著「林住期」があったので手に取った。 10年ほど前のベストセラーだが、古代インドでは人生を四つの時期に区切り、それぞれの生き方を示唆する思想だが、自分がいつの間にか林住期(50歳~75歳)を過ぎて最後の遊行期(75歳~)に入った事を知った。
しかし自分の生まれた昭和20年の日本人の平均寿命は49・8歳との事。 それを考えると現在は7掛けと言われているので、75歳x70%=52.5歳だ。 まさにこれからが人生黄金期の林住期だ! と、改めて本を読んだ。「苦」の世界の中で「歓」を求め、真の「生き甲斐」を探すのが「林住期」だとも。
800年以上前に「方丈記」を書いた鴨長明は50歳を過ぎて京の町を離れ、自然の中に1人住んだが、彼がそこに求めたのは俗世間の掟に縛られない精神の自由だったとのこと。 まさに人としての責任と義務を果たした老後は、人生の最後に自分らしくあるがままに生きたいと願う私自身が求めた精神そのものだった。
それにしても今の世界の状況は新型コロナの影響で閉塞感そのもの・・ こんな時こそ自分の夢を顧み、自分らしく生き甲斐のある生き方をしたいもの。
・林住期いつのまにやら過ぎていた
・7掛けと言われ52これからだ
・あるがまま生きる生き甲斐 林住期
・見る桜散る桜とて明日をみる 頑爺
TVでは「この時期、新型コロナによる外出自粛の老人は、せめて一日一回位は近くの公園に散歩に出て外気に触れ足や体を動かして下さい・・」との報道が・・ 南公園でもそんな散歩に一休み中の老人をみかける