前回の投稿で書いた、チューク州立病院の医療廃棄物用焼却炉が設置され稼動開始されてから1ヶ月が経ちました。
毎日のようにモニタリングに行っていたのですが、焼却炉の稼動の仕方等の研修を受けた職員は他の業務で忙しく、新たな担当者は、あまり正しい使い方を知らずに間違った方法で焼却炉を稼動していたり、又、研修を受けた職員も細かい使い方等はあまり覚えていないという状況でした。
そこで、一緒に研修を受けた僕が、簡単にまとめた写真付のマニュアルを作成し、透明のカバーケースに入れ、焼却炉につけておきました。
州立病院のメインテナンスにはチューク人スタッフとフィリピン人スタッフがいるので、英語バージョンとチューク語バージョンの二つを作成しました。
後日、そっと見に行ってみると、マニュアルをみながら、一つずつ手順を追って、気をつけながら稼動している職員の姿がありました。
安心しました。
ただ、おっきな課題があります。
医療廃棄物の分別です。
この焼却炉は医療廃棄物用で、特に食べ物を燃やすことにはかなり適していないのですが、
実際には、医療廃棄物と一般廃棄物の分別が全くなされていなく、全てごちゃ混ぜで燃やしてしまっている状況です。
分別は、この焼却炉を長持ちさせるために重要なことですが、「分別しましょう!」と啓発活動する前に、実際問題、ちゃんとゴミ箱が存在するのだろうかと気になったので、病院を全て調査することにしました。
僕と僕のカウンターパートとロータリークラブトラック諸島の代表者の3人で調査に行き病院の隅々まで調査しました。
結果、注射針は専用の箱にしっかりと分別されていることを確認できました。
しかし、その他の医療廃棄物については、一般廃棄物と一緒になっていました。
そもそも、分別というより、それぞれの箇所に一つずつしかゴミ箱がないので、分別のしようがないということが分かりました。
また、調査時に、医師や看護師にインタビューをしたところ、ほとんどが、医療廃棄物が何なのかすらも分かっていないという状況でした。
これを踏まえ、僕の所属する環境保護局として、州立病院に対して、医療廃棄物用のゴミ箱をそれぞれのオペレーションルームに早急に設置することを命じました。
設置完了後、ポスターや、病院職員の週会議への参加を通して分別の啓発を行うと共に、定期的にモニタリングをしていく計画です。
宮城 匡志
毎日のようにモニタリングに行っていたのですが、焼却炉の稼動の仕方等の研修を受けた職員は他の業務で忙しく、新たな担当者は、あまり正しい使い方を知らずに間違った方法で焼却炉を稼動していたり、又、研修を受けた職員も細かい使い方等はあまり覚えていないという状況でした。
そこで、一緒に研修を受けた僕が、簡単にまとめた写真付のマニュアルを作成し、透明のカバーケースに入れ、焼却炉につけておきました。
州立病院のメインテナンスにはチューク人スタッフとフィリピン人スタッフがいるので、英語バージョンとチューク語バージョンの二つを作成しました。
後日、そっと見に行ってみると、マニュアルをみながら、一つずつ手順を追って、気をつけながら稼動している職員の姿がありました。
安心しました。
ただ、おっきな課題があります。
医療廃棄物の分別です。
この焼却炉は医療廃棄物用で、特に食べ物を燃やすことにはかなり適していないのですが、
実際には、医療廃棄物と一般廃棄物の分別が全くなされていなく、全てごちゃ混ぜで燃やしてしまっている状況です。
分別は、この焼却炉を長持ちさせるために重要なことですが、「分別しましょう!」と啓発活動する前に、実際問題、ちゃんとゴミ箱が存在するのだろうかと気になったので、病院を全て調査することにしました。
僕と僕のカウンターパートとロータリークラブトラック諸島の代表者の3人で調査に行き病院の隅々まで調査しました。
結果、注射針は専用の箱にしっかりと分別されていることを確認できました。
しかし、その他の医療廃棄物については、一般廃棄物と一緒になっていました。
そもそも、分別というより、それぞれの箇所に一つずつしかゴミ箱がないので、分別のしようがないということが分かりました。
また、調査時に、医師や看護師にインタビューをしたところ、ほとんどが、医療廃棄物が何なのかすらも分かっていないという状況でした。
これを踏まえ、僕の所属する環境保護局として、州立病院に対して、医療廃棄物用のゴミ箱をそれぞれのオペレーションルームに早急に設置することを命じました。
設置完了後、ポスターや、病院職員の週会議への参加を通して分別の啓発を行うと共に、定期的にモニタリングをしていく計画です。
宮城 匡志