ミクロネシア 青年海外協力隊環境隊員のブログ

ミクロネシア連邦国において環境分野で活動する青年海外協力隊、シニアボランティアからの報告。コメントお待ちしています。

JAPAN FESTIVAL

2013-10-24 10:21:10 | ポンペイ州
今年はミクロネシア―日本国交25周年の記念すべき年だ。それにあやかって10月20日にJAPAN FESTIVALが在ミクロネシア日本大使館主催で開催された。フェスティバルに先駆けて10月15日から19日まではFSMに唯一ある映画館で日本映画祭が催された。この期間は無料で入場することができ、連日大勢の人が詰めかけ、通路への着座、立ち見客で大盛況だった。

ちょうど、この期間に合わせて我がホームタウン、高知からポンペイ島へ直行便が就航した。これは現ミクロネシア連邦大統領モリ氏の曽祖父が高知県出身である森小弁であるという繋がりから企画された特別チャーター便だ。およそ120年前に小弁は単身チューク州に渡りコプラ(ヤシ油の原料)の輸出を始め、村の酋長の娘と結婚し酋長となる。11人の子供をもうけ、今では直系の子孫だけで1,000人以上の家族がいる。


一向が到着するのを待つミクロネシア短期大学(COM)の観光学している学生たち。伝統的な出で立ち。


ポンペイ人も歓迎。


ポンペイでは歓迎の証として頭にマラマルと呼ばれる生花でできた冠が捧げられる。

直行便で尋ねてきた訪問団は副知事や高知市副市長なども含む議員団と一般市民を含む90人弱。なんと自分の母もこの直行便に乗ってきた!青年海外協力隊員の任地と出身地が直行便で繋がるということは前例がないのではないだろうか。19日~23日までの滞在の間に一向は島内観光だけでなく、モリ大統領との会食の時間も楽しんだ。

個人的には小学校での環境教育をしている様子を母に見てもらうことができ、非常に有意義な時間になった。

話は戻るがジャパンフェスティバル。ここで、現地の子どもと高知県の踊りよさこいを一緒に踊った。コロニア小の7年生(日本の中学1年生相当)32人と一か月前から練習を始め、この日のために準備をしてきた。法被と鳴子を高知県観光課大阪事務所様より無料で貸出を受けることができ、子ども達も気合い十分。数百人が詰めかけた会場のステージで元気いっぱいに踊った。協力隊員としても高知県人としてもこのような形で両国の友好事業に貢献できたことが非常にうれしく思う。






ソーラン節を踊ったオーミネ小の子どもたち。竹谷隊員ご苦労さんでした。一緒にできて楽しかったなー。

ポンペイ環境保護局
浜川喬弘