ミクロネシア 青年海外協力隊環境隊員のブログ

ミクロネシア連邦国において環境分野で活動する青年海外協力隊、シニアボランティアからの報告。コメントお待ちしています。

環境クラブのスタート

2014-07-01 13:15:28 | ポンペイ州


ポンペイに来て、一年と少しが経った頃。環境保護団体NPOと島中の小学校を巡りながらリサイクルに関する授業を続けていた。そんな中、ポンペイ人は環境に関する基本的な知識はあるが、実際に行動することをあまりしていない感じるようになった。例えば、小学校では休み時間にスナックを買うことができるが、休み時間が終わると校庭はごみが散乱していることが毎日の光景だ。

学校内にあるポイ捨て禁止のサイン


休み時間中の校庭。

日本人でも「そうした方が良い」とわかっていても実際に行動に変えていくことは難しいことは多い。ポンペイ人の環境意識について、より深いレベルで変化を起こしていくには単発の巡廻授業ではなく、より深い体験や学びが必要なのではないかと思うようになった。そして、職場のカウンターパートの啓発授業も彼が他の仕事で忙しいこと、職場の予算が乏しく、ガソリン代も賄えず、現場に行けないこと。そんな状況もあり、自分で活動現場を作るべく、職場から歩いて行けるオオミネ小とコロニア小で環境クラブを立ち上げることにした。

クラブの表向きな狙いは、
①子どもたちに具体的な体験を通して環境関する学びを提供すること
②学びを実践できる場を作ること
③学校、コミュニティを巻き込んで活動すること

秘めたる個人的な狙いは、
①職場のスタッフをクラブの運営に巻き込むこと
②カウンターパートに興味を持ってもらうこと
③自分が必至になって活動できる場を作ること

2013年年末、クラブの構想を練り、ニューイヤーブレイク後、企画書を持って校長とクラブ設立の交渉に当たった。ターゲットは7年生。コロニア小とオオミネ小で7年生全員にプレゼン行い、希望者を募った。各学校それぞれ定員20名としたが、予想以上にたくさんの子どもが参加を表明したため、先生に各クラス5名の枠で調整をしてもらった。放課後の活動であるため、参加には親の同意が必要である。参加表明した子どもたちに同意書を配った。

そして、2月の初め、環境クラブがスタートした!

24年度2次隊 浜川喬弘


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