12月に主治医のところへ行ったついでに、お腹の調子が悪いこと(左側の下腹部の痛み)を相談し、なにか心配しなければいけないことなのか聞いてみると、取り敢えず血液検査をして見ることになり、その結果、軽い炎症があることが分かり、「憩室炎」の可能性があるので、消化のいいものを食べて水分を多くとることと消化器内科で大腸カメラの検査をやってもらうことを勧められ、紹介状をもらいました。年内に消化器内科の予約は取れないだろうと思っていたのですが、12月21日の早朝にキャンセルが出たために空きがあり、急遽事前面談へ。7時15分という普段ならせいぜい起き出すくらいの時間ですよ。
その事前面談で一通りの説明を受け、検査の日時を決めました。その検査が今日、1月8日、13:30だったわけです。FBの友達などに聞いたところによると、ドイツのやり方は日本とはだいぶ違うようです。
検査の準備は事前面談の時に説明を受けた指示書に従ってすべて自宅で行います。その指示は以下の通りでした。
検査5日前からサラダやコーンなどの食物繊維の多いものを避け、ジャガイモ・麺・米・パンなどの炭水化物や肉を中心に食べるようにする。
検査前日。軽い朝食。昼はコンソメスープなど具のない透明なスープのみ。以降絶食。18時に下剤「Moviprep」を水1ℓに溶かして服用。それとは別に1ℓ水分をとる。
検査当日。検査5時間前(朝8:30)にもう一度下剤「Moviprep」を服用し、それとは別に1ℓ水分をとる。
朝食にお茶やコーヒーは飲んでいい。水分摂取は検査3時間前までで、それ以降は水分も摂ってはいけない。
排泄物が黄色っぽい透明な液体であり、固形物が一切ない状態であることを確認する。そうでない場合は予約時間の30分前にクリニックに来院し、相応の措置をとる。
普段野菜や果物を大量に食べる私には検査の5日前から苦行でした。検査前日からの絶食も辛かったですが、それよりも下剤による腹痛の方が辛かったですね。
こうして時間通りに(13:30ちょっと前)クリニックに行くと、ほとんど待つことなく検査室へ連れていかれ、ズボンと下着を脱いで紙のダボっとしたパンツに履き替え、診察台に寝かされ、血圧計を装着され、後はドクターが来るのを待つばかりとなったのですが、ドクターはなかなか来なくて、看護師さんと世間話をして待ちました。
ドクターが来てから左を下に、彼の方にお尻を向けて横になり、眠剤を打たれました。寝ていたので検査の様子などは当然全く分かりませんでした。眠剤を打たない選択肢もありましたが、検査が不快であると聞いていたので寝る方を選択しました。
目覚めてから看護師さんに休憩室に連れていかれ、回復したら受付に来るように言われました。時計を見ると14:15になっていました。
着替えて受付のところに行くとしばらく待合室で待っているように言われ、数分間待機。
その後ドクターと所見について話しました。結論を言うと憩室炎(Divertikulitis)ではありませんでした。憩室(Divertikel)も一つもできていないとのことで、12月にあった炎症は感染症か何かだろうとのことでした。腸はまったくクリーンで、2mm程度のポリープを1つ取り除いたとのことです。
14:30にはクリニックを出て、ダンナに迎えに来てもらって、パンを買って帰宅しました。帰宅後まずはスープでお腹を温めてからパンを食べ、久々のセロリをかじり、続いてケーキを食べ、コーヒーを飲んで、欲しいものを飲み食いできる幸せを噛み締めました(笑)
「お腹が空いた~」「お腹痛~い」と大騒ぎした大腸カメラ体験でしたが、「何もない」ことが分かってよかったです。