低床のBPW3軸トレーラーがエア漏れ修理で入庫。
実は去年末に入庫しており、その時にエア漏れ箇所の確認と見積りを出してあり…
2月に入り、ようやく予定が合い入庫。
年末に確認した時は2ヶ所のマキシチャンバーの解放用のダイヤフラムからの漏れとオートスラックアジャスターの不良が1箇所ありました。
このマキシチャンバーはスプリングチャンバーとも言いますが、通常のサービスチャンバーにピギーバックと呼ばれるパーキングブレーキ機構が一体になったもので…
通常走行時はピギーバック内のパワースプリングはエアーの圧力で圧縮された状態で、ブレーキペダルを踏んだ時はサービスチャンバー側にエアーを供給してブレーキを効かせます。
同じく停車時にトラクター内のパーキングブレーキレバーを引いても同じようにサービスチャンバーにエアーが供給されブレーキを作動させます…
更に連結を切り離した時もサービスチャンバーが作動します…
トレーラーに限って言えば、トレーラー側のパーキングブレーキバルブを手動で操作しない限りスプリングブレーキは作動しません…
その他にも突然のトラブルによるエア漏れなどでタンクのエア圧が一定以下の圧力(スプリングを圧縮出来ない程にエア圧が下がる)になると自動でスプリングブレーキが作動するようにはなってますが…
その為エマージェンシーブレーキとも呼ばれてます。
で、年末に確認した時は2ヶ所からの漏れでしたが、他のマキシチャンバーもエア漏れこそ無いもののあまり状態が良くなかったので全数交換を勧めていたんです。
漏れてる箇所だけ直すのも選択としては勿論アリですが、ここのお客様はとにかく予定が空かず車が止まらないので一ヶ所修理したら別の所が漏れた…とかのイタチごっこを防ぐ為に全数交換を勧めました。
今回入庫して漏れてる箇所を確認すると以前漏れてた箇所の他に更に2箇所漏れており…
リークテスターをかけるとブクブクとエアが漏れてます。


全数交換を勧めたのは間違ってなかったですね…笑
ブレーキ解放状態でリリースボルトをセットしスプリングを圧縮固定しておきます。


その後トレーラー側のエアを全て排出してマキシチャンバーの取り外し。
リリースボルト取り外し用のアタッチメント…

で、リリースボルトを取り外し。


新品のチャンバーロッドは各仕様に対応する為長めになっているので、現車に合わせてカットします。
長さを測り…

カット…

クレビスを取り付け…
このクレビスの位置も仕様により異なりますが指定があります

他にも1箇所不良だったオートスラックアジャスターの交換も…

取り外したオートスラックアジャスター

新品のスラックアジャスター

このBPWのスラックアジャスターもよく壊れるんです…
中のギヤが割れて噛み込み調整出来なくなります…そうなると当然自動調整もされません。
ウチはスタンダードなタイプは4個、低床用のショートタイプは2個在庫として常備してます。
スラックアジャスターをSカムに組み付け…

チャンバーの締め付けトルクは180〜210Nm


だいぶハショってますが6個も交換となると時間かかります…笑

マキシチャンバーはピギーバッグ内に強力なスプリングが入っていて分解は危険な為、最近は非分解式がほとんどですが…
稀に分解方法を知らない人間が分解して中のスプリングが飛び出して大怪我…なんて話も聞きます。
このBPWのマキシチャンバーも現行タイプはピギーバックが一体式のリングでカシメてあるので分解は不可能です。
で、コレもやはり経年劣化でエア漏れや…酷くなるとダイヤフラムがパンクして走行不能になる事もあります…
メーカーはサービスチャンバーのダイヤフラムは2年毎の交換とマキシチャンバーに限っては3年毎のASSY交換が推奨されてます…
が、そんなショートスパンで交換してるお客様は実際にはおりません…笑
なので日頃からエア漏れなどに気付いたら放置せずに早めに修理しておく事…
それで出先でのトラブルは確実に減らせます。
走行に支障が無いとついつい後回しになりがちですが…
エア漏れはほっとくと確実にトラブルに繋がりますからね…
実は去年末に入庫しており、その時にエア漏れ箇所の確認と見積りを出してあり…
2月に入り、ようやく予定が合い入庫。
年末に確認した時は2ヶ所のマキシチャンバーの解放用のダイヤフラムからの漏れとオートスラックアジャスターの不良が1箇所ありました。
このマキシチャンバーはスプリングチャンバーとも言いますが、通常のサービスチャンバーにピギーバックと呼ばれるパーキングブレーキ機構が一体になったもので…
通常走行時はピギーバック内のパワースプリングはエアーの圧力で圧縮された状態で、ブレーキペダルを踏んだ時はサービスチャンバー側にエアーを供給してブレーキを効かせます。
同じく停車時にトラクター内のパーキングブレーキレバーを引いても同じようにサービスチャンバーにエアーが供給されブレーキを作動させます…
更に連結を切り離した時もサービスチャンバーが作動します…
トレーラーに限って言えば、トレーラー側のパーキングブレーキバルブを手動で操作しない限りスプリングブレーキは作動しません…
その他にも突然のトラブルによるエア漏れなどでタンクのエア圧が一定以下の圧力(スプリングを圧縮出来ない程にエア圧が下がる)になると自動でスプリングブレーキが作動するようにはなってますが…
その為エマージェンシーブレーキとも呼ばれてます。
で、年末に確認した時は2ヶ所からの漏れでしたが、他のマキシチャンバーもエア漏れこそ無いもののあまり状態が良くなかったので全数交換を勧めていたんです。
漏れてる箇所だけ直すのも選択としては勿論アリですが、ここのお客様はとにかく予定が空かず車が止まらないので一ヶ所修理したら別の所が漏れた…とかのイタチごっこを防ぐ為に全数交換を勧めました。
今回入庫して漏れてる箇所を確認すると以前漏れてた箇所の他に更に2箇所漏れており…
リークテスターをかけるとブクブクとエアが漏れてます。


全数交換を勧めたのは間違ってなかったですね…笑
ブレーキ解放状態でリリースボルトをセットしスプリングを圧縮固定しておきます。


その後トレーラー側のエアを全て排出してマキシチャンバーの取り外し。
リリースボルト取り外し用のアタッチメント…

で、リリースボルトを取り外し。


新品のチャンバーロッドは各仕様に対応する為長めになっているので、現車に合わせてカットします。
長さを測り…

カット…

クレビスを取り付け…
このクレビスの位置も仕様により異なりますが指定があります

他にも1箇所不良だったオートスラックアジャスターの交換も…

取り外したオートスラックアジャスター

新品のスラックアジャスター

このBPWのスラックアジャスターもよく壊れるんです…
中のギヤが割れて噛み込み調整出来なくなります…そうなると当然自動調整もされません。
ウチはスタンダードなタイプは4個、低床用のショートタイプは2個在庫として常備してます。
スラックアジャスターをSカムに組み付け…

チャンバーの締め付けトルクは180〜210Nm


だいぶハショってますが6個も交換となると時間かかります…笑

マキシチャンバーはピギーバッグ内に強力なスプリングが入っていて分解は危険な為、最近は非分解式がほとんどですが…
稀に分解方法を知らない人間が分解して中のスプリングが飛び出して大怪我…なんて話も聞きます。
このBPWのマキシチャンバーも現行タイプはピギーバックが一体式のリングでカシメてあるので分解は不可能です。
で、コレもやはり経年劣化でエア漏れや…酷くなるとダイヤフラムがパンクして走行不能になる事もあります…
メーカーはサービスチャンバーのダイヤフラムは2年毎の交換とマキシチャンバーに限っては3年毎のASSY交換が推奨されてます…
が、そんなショートスパンで交換してるお客様は実際にはおりません…笑
なので日頃からエア漏れなどに気付いたら放置せずに早めに修理しておく事…
それで出先でのトラブルは確実に減らせます。
走行に支障が無いとついつい後回しになりがちですが…
エア漏れはほっとくと確実にトラブルに繋がりますからね…
ウチはスーパーグレートのミキサー車のチャンバーがイカれて路上で動けなくなり、渋滞引き起こしてたので、応急処置で動けるようにして、当社へ搬入後チャンバーASSY交換してました。
例の第二の刺客・・・・ゲフンゲフン!
ダイナのレッカーですが、エンジンは生きててかかりましたので、ナンバーが付いてませんので、社内で走った感じでは普通に走れました。
なので最大限でエンジン・オートマ及びトルコン、ターボ・EGRまで徹底的にやると工賃込み推定300万、最低限のターボ、EGR、インジェクタに留めると約80万くらいになるかなぁ~と思いながら見積りしてます!
300万ですか…
それだけかけるなら新車を買った方が良さそうですね…(^_^;)
最低限にとどめても80万…
微妙ですね〜笑
幾らで買った中古車か分かりませんが、安物買いの銭失い⁉︎的なニオイがプンプンします…笑
まあエンジンはかかるようなので圧縮は問題無いのかな⁉︎…
もちろんリフレッシュ覚悟での購入であればいいんですけどね〜笑
以前フソウのファイターベースの3軸大型のダンプ、
ウチはダックスフンドの短足にちなんでダックスと呼んでますが、その60万キロ走ったダックスのターボが故障、ターボだけ交換したところ、今までエンジン・ターボともにくたびれてそれでつり合いとれていたのが、ターボだけ新しくした事により、ブースト圧が本来の圧力に戻った為、くたびれたエンジンが耐えられずピストン粉砕により、エンジンが壊れてクレームでエンジン載せ換えしたという苦い経験があるので、コレを実施する際にはお客様には保障出来ない旨伝えます。
・・・・・乗用車の様にブーストコントローラがあればブースト低くしちゃうのに。
あるいは昔流行ったターボ車の様に工業用バルブ使ってとかw
最も電気式のコントロールですから出来ませんけども。
エンジンはバランスが何より大事ですからね…
確かにエンジンの状態によってはターボだけ新品はリスキーですね…笑
電気式VNTでもロッドが調整式のタイプであればノズルの開度調整でブースト圧のコントロールは可能ですが…
現状のエンジンに最適なブースト圧に合わせるには測定&微調整が必要ですからね…(^_^;)
そういう依頼の時はどこまで手を入れるか?…は本当に難しいところです。
やっぱりエンジンに手を入れないとなると保証は難しいですよね…
ブレーキ解放してリリースボルト入れてスプリング押さえますが、、
ヘッドのホイールパーク解除し、なおかつ
台車側装備の、駐車ブレーキも解除(コック押す)することが必要とのことでしょうか??
ヘッドのホイールパークと台車の駐車ブレーキは解除する必要はありません…
マキシチャンバーのリリースボルトを固定したら後は台車側のエアを全抜きするだけです…
チャンバー交換時は安全第一でエアは全抜きする事をオススメしますね。
ありがとうございます。
台車の場合エアタンクにエアが溜まっている時点で、台車のマキシのスプリング部分にエアが入って解除(縮んでる)状態になると言うことでしょうか?
私、大型トラックのマキシチャンバーは、何回かあるのですが、台車は知識不足が多いです……
それは違います。
台車側エアタンクにエアが入っていてもエマージェンシーのカップリングを繋がない限りスプリングは解放されません…
車外のエアからチャンバーのリリースボルトを解除工具を調べていたところ、、、リリースボルト解除アタッチメントの存在をこちら見つけてコメントさせてもらいました。
工具の方は、自作ですか?
販売先や作り方を教えてもらいたいです。
いきなりのコメントすみません!