春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

クサギ 臭木

2018-07-24 | 樹木
安行地区の雑木林の中でクサギが咲き始めてます。
薄暗い中で独特な花姿、臭いを漂わせます。 長く雄しべを出し、さらに雌しべはその中からさらに突き出してます。
花弁が白く、萼ははじめに緑ですが、後に赤くなり一種独特な臭いを発する臭木、季節感のある樹木と自分はおもいます



















昨日の暑さは異常でした。臭いが漂うお昼休み、雑木林に入りクサギの臭いとすぐにわかりました。
今年の冬の関東地方の大雪と寒さ、夏の猛暑、今年は極端です。埼玉の熊谷 41.1度のこの暑さを、再び売りに出す暑い町、熊谷。



オオオニバス

2018-07-23 | 水生植物
川口グリーンセンター内の水生温室は熱帯スイレンの宝庫として
ファンが沢山います。  亡き先輩から多くを数十年前にこの場所で熱帯スイレンのすべてを指導してくれた思い出の場所。
1年中、グリーンセンターに来れば、立ち寄りますが、今年は不作の年になりそうです。 通路の両側の左に、オオオニバスの
鉢植えを入れたために今や巨大に育ち、熱帯スイレンは育成温室に移されてしまい、今年は眺められませんし期待も出来ません。 
右の池にはまったく花の蕾もありません。









水生温室の池には昔から転落防止のネットが張られ、撮影がとても難しく
手すりの上からの撮影では熱帯スイレンの良さが撮れません。 長くこの場所に来てネットフェンスの下の部分からカメラを置き
撮影を試みて 当然スライド式のモニターを使います。 さらにフェンスの小さな空間から、レンズを入れての撮影もします。
撮影は考えて、工夫をしてと、先輩から教わりました。



  


3週間ぐらいで花を咲かせると思いますが早いようですが各地で撮った
オオオニバスの花を載せてみます。











大型のいかつい葉、刺の鋭い葉、そのイメージに似合わない純白の大きな花を見せてくれます。







わずかな熱帯スイレンも見事に咲いてますが、豊富な種類は今年は
見ることが極めて少なくなりました。


ホワイトデトライト







  

今日は熊谷で41度を越す気温が出て、各地は灼熱の猛暑日となりました。
今日は雑草取りの仕事が入り、電動草刈機を使い夕方までに済ませる。 1日が無事終わりそうです。








川口西口駅前、芝張替え 完成

2018-07-22 | 植物、花
川口駅前公園大広場の芝の張替えの新規工事が6月の下旬から行われて
昨日引渡しの手続きが完了いたしました。 昨日は親方が出て確認をしました。 猛暑で大変でしたが請負の仕事が済み
一安心でした。納期通り7月下旬で完了でした、遅れは許されない自治体の仕事でしたが、この暑さにはまいりました。






旧の芝生を剥いだ6月の下旬。



円形の大きな敷地なので4分割方式で芝の張替えを行ってきました。







芝生の張替えは円を描くように芝を張る作業は、とても高度な技術を要します。芝が新芽を出して
中心に向かって成長するように見栄え良く張り巡らす、これが円形な場所に芝を張る基本です。






1ヶ月たつと芝も馴染み、隙間もなくなり緑1色になります、当然期間中はスプリンクラーで水遣りを欠かせません。



暑い時期のお客様が少ない時期に、植物園や公園では工事を多く行いますが
今年はこの暑さ、作業が遅れる可能性が無きにしも非ず。川口グリーンセンター内の8年ぶりのレンガの道の張替えが
各場所で行われてます。 実はこの工事地元の私の元の職場がいつも請け負います。 懐かしい仲間の仕事ぶりを眺めました。
8年前に私も手伝った工事です。今も同期の主任が指揮を取ってます。 彼も見て手をあげて近寄ってきました。いつもように握手。







すべての外仕事は強烈な暑さ、すでに限界を超えてる職場もあります。









サワフジ 2

2018-07-21 | 樹木
都内で配達を済ませ、新宿通りを抜けて、新宿御苑の大木戸門の駐車場に
久しぶりに留め置き、中に入る。さすがに猛暑、駐車場がガラガラ、園内もほとんど見物客はいません。海外の人が多く、
いつものパターン。 めったに御苑に来ても入らない大温室に今日は入る、お目当ては、サワフジ、サガリバナの様子を見てきました。
10時半ごろですが、房に花の痕跡が多数見えてその様子を、載せてみました。


夜花の沢藤はほとんど朝方には見ることが出来ませんが、今日の時間帯はかなり良い状態を見られとても満足いたしました。








数年前の沖縄の澤藤の開花、香りも高くちょうど今の時期の季節です。




10時半ごろの状態にしては見事です。多くは望めません。御苑の9時半に開園して
すぐに大温室に入り、天候が曇りならば、まだ開花状況は見られるかもしれません。


  
  

株の状態が良く枝を四方に伸ばし、垂れ下がる蕾も多数つけてます。
生息地は日本では南西諸島のマングローブの川沿いの湿地帯、仲間川のツアーで有名な下がり花ツアーは大人気です。
その生息地のように、御苑、神代植物園、板橋ドーム、すべてが池や流れる温室内の川のほとりに植栽されて大きな株に
なってます。 

 


         

澤藤の花は昔から、一部の人しか見られなかった過去、南西諸島で宣伝をして有名になりました。
川に、沼に落ちるその花姿は、神秘的、各地の温室も花を水盆に置き、その可憐な姿を見せてくれてます。









プルメリア2  開花4種

2018-07-20 | 樹木
南国の花木、プルメリアの薫り高い花、
色彩豊かに咲く花は温室でなく、自宅で咲かせることを始めて、長年、今年はようやく念願が叶いました。
プルメリアは冬越しの難しさ、花をつけて貰うための栽培方法、休眠を5ヶ月させる手順、成長期には培養土、ハイポネックスの溶液
さらに日光、さまざまな形態を試して今年で8年、プルメリアに初めて出会った40年前、バンコクの地から数えて数十年、ようやく
今年で満願です。


七色の色彩を彩る、プルメリア交配種の最高峰、ディバイン。








2013年、鉢植えの小さい苗のプルメリア、6本。2年前は10センチぐらいの
小さな苗を500円で購入したのを覚えてます。


  


2015年ごろの成長のプルメリア。




今では170センチを超える樹木になり、成長スピードでは一番の
苗になってます。去年咲いたので、今年は3本の枝を出し、花軸を3本の枝に出してます。花芽は幹の中央につけます。そのために成長が
3つに分かれて3本の枝に分かれることが多く、かつて咲いたプルメリアは枝分かれしてるのが花を咲かせたと、理解しても
過言ではありません。中央が花軸の跡で、脇枝が3本出てます。











中央から花軸を伸ばしそこから花柄を分岐して先端に蕾を付けます。

  


シンガポールホワイト、小さいながら花を沢山咲かす、交配種。








プルメリアの原種、白花のオブツサ東南アジアでは定番のプルメリア、現地では
直径1mを越すのもあります。









昔、バンコク郊外で見たプルメリアが忘れられなく、出張のたびに、バンコク、ベトナム、
で多くを見てきましたプルメリアを思い出し、思い切って始めた栽培でしたが2本は冬越しでだめにしてしまい、やっと去年から数本が
花をつけ始めたのが、現状です。 花を咲いたときのうれしさは特別な気持ちになります。温室内でなく難しい花を咲かせること。
正直、花が咲いてこそプルメリアの魅力に引き込まれます。




























蓮 花托 果托

2018-07-19 | 植物、花
今の時期これから、蓮田は最盛期を迎えます。蓮花はとても興味深く
長年見てきましたが 花が終わってもその行程は来年まで続きます。参考にしてください。花の中心に見られるのが花托(カタク)と
呼ばれる器、受け皿と呼んでます。 

花粉の受粉が進めば種が出来、小さい茶の色彩から黒色になり、次第に大きくなります。それにつれて花托も
大きくなります。よく出来てます。 時間はかかりますが種が、完熟して目方も重くなると今まで上向きや横向きの、果托、(花弁が無くなる
と名称が果托になります)は下向きになり窓の中の完熟した種を一粒ずつ水面に落とします。流れの面白さに春夏秋冬、観察してきました。
 


安行地区の竹垣の製作者の作成の前の、蓮鉢の蓮、蕾から開花、
さらに果托まですべてが見られます。猛暑の中でも花の美しさは際立ちます。









    


美しい蓮花の中央が花托と言われ実の受け台になります。月日が流れると
花托は多種多彩な変化に富、形や窓の開き方をします。花托は花弁が付いてるまでの名称です。








蓮田は今頃が5部の状態です。見事です。




花弁を落とすと、名称が果托になり月日の流れの中で、表情を変えてきます。
種が青いうちにははみ出す表情を見せるものや、完熟しない実も有る果托には空き部屋もあります。
目玉のように窓からこちらを見る様子、表情が豊かです。季節の流れで緑の果托は茶に変化してきます。







 




種が大きくなると、不思議に窓も大ききなってきます。自然の理は良く出来てます。




10月の終わりから11月になると蓮田は次第に景色を変えてきます。
果托は最終の色彩に変化してます。葉も緑を失い巻き葉になってきます。









寒空の1月の冬の時期の蓮田、今日も猛暑、酷暑ですが今年の1月、関東地方に大雪が降った日は
例年になく寒く、東京地方でさえ-4度の極寒でした。 埼玉の安行地区も手洗いの水が凍り、水道も出ない、何十年ぶりの寒さでした。
今年の夏の猛暑、何か因縁が在りそうですが?   




水面に落ちた果托は池の排水路に集まり、または水中に没して次の世代の栄養になるため
不浄の泥土の中に落ちて腐り、栄養となるのです。 お釈迦様の生まれた土地に沢山の蓮花が存在してた、諸行無常の響きあり。

















 

アデニューム 2 キョウチクトウ科

2018-07-18 | 樹木
12日の1輪から、今日の朝、満開、アデニュームは夾竹桃科ですので,
キョウチクトウと 同様の仲間のプルメリアも3種載せてみます。白花が好きなので比較の意味で載せてみました。宜しく。 
 














左12日 右今日、1週間弱で花を開きます。 アデニュームは1週間以上花を
開花してくれます。 この時期を過ぎてくると、花弁の淵に茶色のシミが出て広がってきます。全体に広がるまで2週間は
かかり、最後に枯れ花を枝から落とします。




   


砂漠のバラと言われるアデニュームです。グリーンセンター内の
サボテン温室内にあります。サボテン温室は工事が入り9月まで立ち入り禁止になってます。



    


バンコクの友人から送られたバオバブタイプのアデニュームですが今年で8年目
花を咲いてくれません。栽培に工夫をしてるのですがバオバブタイプは難しい。 栽培が未熟です。大きな塊根を持つアデニュームは去年、タイから届いた品。
ガッシリと根を張りますが、成長は極めて遅いです。




    


白花の夾竹桃とプルメリア、夾竹桃の仲間なのでプルメリアやアデニュームはどことなく、類似点があります。













今年は異常な暑さが毎日続いてます。

 

ロシアヒマワリ 東北八重

2018-07-17 | 植物、花
毎年、安行地区のはずれの大広場にはひまわり各種が咲き出します。
今年の猛暑、すでに豪快に咲いてました。 お昼近くの帰り道、真夏の空に豪快に咲く、ひまわり、元気よく咲く様子は
夏模様。 もうじき学生さんは夏休みに入りますね。 うらやましい。昔を思い出します。



毎年大型のひまわりの花だけを撮り続けてます。









東北八重、小さいながらとても綺麗に咲いてくれます。 





















今年も7月下旬頃から一斉にひまわり祭りが各県で始まります。今日は帰宅。





サルスベリ 真夏

2018-07-17 | 樹木
毎日、猛暑、今年のサルスベリは例年になく豪華絢爛、夏の樹木を代表する
サルスベリ、今年も鮮やかな姿を各地に見つけました。





















さすがにここに来て、夏バテをする、職人さんも出てきました。

多種多彩色、豊麗丸  各種

2018-07-16 | サボテン
エキノプシス属のホウレイマルほど変化にとむ、サボテンは類を見ません。
今では黄花、赤、ピンク 各濃淡色、あらゆる交配の色を多種多彩に今の時期、見せてくれます。 しかし原色は1点、白花です。
今では見ることも、手に入れることもほとんど不可能になりました。数十年前には白花しか見られなかった豊麗丸、その姿は
幻となりました。今では変化に富、花姿、色彩、株の違い、このようになって行くとは、想像もしてませんでした。



















白色の原種の豊麗丸ですが、4年前の撮影でそれ以後は、長野の交配士の
お宅に寄贈いたしました。 彼のお宅で今では大切に日々過ごしてます。





花サボテンの中では珍しい赤系統の色彩を出す、鮮紅丸と言われる
ロビエンシス属の交配種、多弁な真っ赤な色を咲かせる姿、花サボテン。









エレガンスピンクのロビビア属の花サボテンの3次咲き、良く今年は
咲いてくれました。巨大輪の花を時間が経つにつれて、花弁を反り返ります。反り返りが始まると、1日花の終わりが近づきます。







    

連休最後の日ですが埼玉、安行地区事務所、朝から太陽が照りつけ猛暑の予感。
皆様方、お体を大切に。見ていただき感謝です。