先ほどに続いて今日2度目のブログ更新です。
3月28日に打った碁聖戦の予選で杉本明八段との碁です。私の白番。
1図 白2で3も考えましたが、やはり3月は中央が大きく見える季節ですね。実戦は黒5までとなりました。
この後の白の構想を考えてみて下さい。
2図 最初は白1を考えました。しかし黒△が光っており白5のような打ち込みに迫力がありません。
下辺の白模様も、白が8手も費やしてる構えにしては小さいです。
3図 白1とコチラを押さえた方が、碁盤を広く使えます。白21の打ち込みもリズムが出てきました。前図と比較して見て下さい。
4図 3図の進行は互角だと思いますが、杉本八段は黒イマイチと感じたのか、
ボウシするのだったかと言われました。白2とかかってまた別の碁になります。
3月後半は棋士のアタマにAlphaGoの鮮烈な印象が残っており、全体的に中央志向な手が増えた気もします。
影響を受けないぐらい確固たるものが自分の中にあれば良かったのですが、どうも私は影響を受けやすい。
そこはかとなく、棋譜の中にも残像があるような。
255手完 白3目半勝ち 残り白1時間17分 黒2分