前回からの続きです。
ニコニコ超会議3
頭脳ゲーム団体戦七番勝負の出場棋士は
将棋棋士、佐藤天彦七段、中村太地六段、安食聡子女流初段
囲碁棋士、田原靖史 七段、巻幡多栄子 四段、私です。
この日、私が一番ドキドキした瞬間は!
佐藤天彦七段とのEカード対決でした!
Eカードと初めて聞いたときは
?
という感じでしたが、
「カイジに出てるよ!」
と言われ、本屋さんをめぐりました。
しかし、初期すぎるのか在庫がなく、
とある研究会の後、後輩棋士たちにトランプで代用してEカード練習に付き合ってもらいました。
すると・・・
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五段のトランプタワーを完成させてしまった安達君(笑)
天才すぎるwww
あ、話が脱線しました。
Eカードは手持ち5枚のカードを出し合う、ルールは至って単純なゲームですが
それゆえに奥が深い!
そして、練習ではまったくドキドキしなかったのに、本番ではかなりドキドキ
この理由を自分なりに分析すると、囲碁の読みは理詰めの部分がかなりありますが
Eカードでは、なんのカードを出すか、読み始めると、この読みには根拠がありません
相手が皇帝カードを出す!と私が思っても、なんでそう思うのか自分でも分からない
これはパニクリます。
裏を読んだら裏の裏を読まれるし、裏の裏を読んだら裏の裏の裏を読まれるかもしれない。
結局いたちごっこで疑心暗鬼になったり。
ゲーム中にも解説役の中村太地六段が
「何を読んでるんですか?」
と問いかけ、佐藤天彦七段が
「えーと、この辺のもや~とした空気を」
というシーンがありましたが
まさにそんな感じです。
Eカードやると、空気が読めるようになるかも(笑)
4枚目の勝負になったときは、流石に危ないかと思いましたが、
なんとかしのぎ、結局1回ブレイクした私が運良く勝つことが出来ました。
しかしこれは本当に運ゲーってやつですね
おかげで、根拠の無い自信がつきました(笑)
続く。