つらつらとツイッターを見ていたら
謝さんのツイートで面白そうなのを発見。
どうやらニーチェ先生が10円玉で囲碁を打ってるらしい。
ピシっ パシッ
おお、本当に囲碁っぽい。このサイズは9路盤か?さてはニーチェ先生も囲碁クエで鍛えているのか
局面が進み・・・
んなんか見覚えがあるぞぞぞ
なんと元ネタはぼくとZenの碁でした
つらつらとツイッターを見ていたら
謝さんのツイートで面白そうなのを発見。
どうやらニーチェ先生が10円玉で囲碁を打ってるらしい。
ピシっ パシッ
おお、本当に囲碁っぽい。このサイズは9路盤か?さてはニーチェ先生も囲碁クエで鍛えているのか
局面が進み・・・
んなんか見覚えがあるぞぞぞ
なんと元ネタはぼくとZenの碁でした
今日放送のSpacemanは豪華ダブルゲストの対局となりました。
アンティトルマネン初段vsZen
13路盤で手合い割りは先。
AlphaGoの登場からコンピューター囲碁が熱いです。
3月には李世ドル9段vsAlphaGoの5番勝負はもちろんですが、UEC杯と電聖戦があります。
どうやら打倒AlphaGoでZen、CrazyStoneなどが動き始めました。
facebookのAI DarkForestもこのまま黙ってるとは思えませんし
DolBaramや他の新しいソフトもどんどん出てきそうな気配です。
UEC杯はかつてないほどハイレベルな戦いが予想されます。
Googleの論文、私は一人で読解する力はありませんが、
AlphaGoはGoogleの強大なハードのパワーをフル活用している、という事は分かりました。
他のソフトはGoogleのやり方を真似したくても簡単には出来ないし、また真似をする意味も無いような気がします。
AlphaGoで成功したニューラルネットワークの手法を取り入れつつも、ハード的により効率的な方法の模索が始まるでしょう。
さて今日のZenに話を戻しまして。
Zenの強み(弱点とも言える)はとてもコンピューターっぽい所です。
詳しくは動画を見て頂くと分かりますが、随所に人間には気付きにくい手が出ています。
現時点での私の印象を、AlphaGoとZenそれぞれ一言でざっくり表すと
「人間っぽい思考回路を真似て、それに囲碁打たせたら強かった」 これがAlphaGo。
「囲碁の強いAIを目指して作ったら人間とはちょっと打つ手が違うみたい」 これがZen。
この二つは究極的には一致することが望ましいですが、藤原佐為の言う神の1手はまだまだ遠い気がします。
Zenの現在の実力は、13路ならばトップアマと遜色ないレベルに来ています。
明日に迫った今月のスペースマン。
ゲストはドイツのカリンさんとマレーシアのスザンさんでした。
華やかでしたね~
さて明日はダブルゲストでアンティ・トルマネン新初段vsZenの13路対局をお届けします。
対局が熱くなることが予想されますので、午後3時15分~4時30分の拡大版でお送りします。
おなじみZenの加藤さんと、最近ホットなコンピューター囲碁のあれこれについて
ズバッと斬り込んだトークが出来ればと思います。
現地観覧のお席もまだ御座います。ワンドリンク付きで1000円となっております。
お楽しみに~
昨日の棋聖戦第4局に井山棋聖が勝ち、4連勝でストレート防衛。
囲碁界初の7冠がいよいよ現実味を帯びてきました。
さてその水面下では着々とトーナメントが進行中。
昨日私は棋聖戦FTの決勝でした。
棋聖戦は前期からシステムが変わりまして、まずはそれを簡単に説明します。
S、A、B、C、4段階のリーグがありSの1、2位とA、B、Cの各1位、計5人のパラマス戦で挑戦者が決まります。
パラマス戦とは階段状の変則トーナメント戦のことです。
そしてFTはファーストトーナメントのことで、ここを勝ち抜くとCリーグに入ります。
FT決勝の相手は安達利昌三段。安達三段は昨年から今年にかけて15連勝を記録しています。
私の黒番。
1図 この時点ですでに右辺の黒がぺっちゃんこでイマイチかもしれません。
ここで更に白1からの追及が厳しい
2図 黒4から取ることは出来ますが、ビシビシ決められて黒悪そう。
3図 実戦進行 2図の形は辛すぎるので黒4と頑張りましたが黒6がひどい凡ミス。。。
なんと白7と曲がられて攻め合いは劫。しかも色々な具合が黒に不利・・・
ここで負けにしたと思いましたが黒10からひたすら粘って最後はなんとか勝ち。
297手完 黒中押し勝ち 両者残り1分
リーグ戦も頑張ります。
月曜日は阿含桐山杯の予選がありました。
アマタイトルホルダーも参加できるこの大会。
芝野龍之介君と当たりました。
昨年史上最年少アマ本因坊を獲得しての出場です。
また勝率一位になった虎丸君のお兄さんでもあります。
詳しく知りたい方は「洪道場秘伝問題集」がおススメ。
芝野兄弟の問題は形が個性的です。
どんな詰碁を解いてたら、こんな問題が作れるようになるのか・・・・・って責任の半分ぐらいは、私にありそう 苦笑
この碁も巨大詰碁になりました。私の黒番。
1図 黒1に白2とつながれた。どうもこれが最強のようです。
実戦は次の手を間違えて負け。昨日一日考えて、どうやら良いコースを発見しましたが。。。
詳しくは毎日新聞に掲載されますので、そちらをご覧下さい。
さて切り替えて明日の対局をがんばります。
昨日は本因坊戦の予選で知念かおり五段と打ちました。
私の黒番。
1図 白△と受けられたところ。ここで悩ましい。
2図 気持ちとしては豪快に黒1から全体を攻めたい。しかし右下方面でさばかれると得るものが無い気がする。
白4などと打たれても白△が働いてきそう。右上も封鎖されると白Aが先手になってくる。地味に痛い。
3図 なので女々しいかと思いつつも実戦では黒1と進出。辛い(つらい)ではなく辛い(からい)と信じる。
しかし中央の△2子はどうしよう・・・実はこの進行を選んだのは、この後にとある手が魅力的に写ったからなのですが・・・
4図 実戦進行 黒7が黒1と打ったときから打ちたかったツケ
5図 実戦進行続き 白8から10の切りが最強の反撃。黒も11と返してここから乱戦に。
大乱戦でしたが最後はなんとか勝ち。
189手完 黒中押し勝ち 残り黒32分15秒 白1分
昨日は手合いでした。
棋聖戦のFTで大森泰志八段と対局しました。私の白番。
布石の一場面。早くも見慣れない序盤戦ですが黒1と打ち込まれて悩みました。
そして白2。確かここで昼食休憩だった気がします。
1図
感覚的に見える手かもしれませんが、打った本人は理論的?にここを選んだつもり。
2図 A~Eまで考えましたがどれもイマイチかと思ったのです。そしてF(1図白2)
しかし今、冷静に振り返ってみると、ピンとくる手が少ないということは
すでにやや打ちにくい形だったのかもしれません
苦しい碁でしたが、勝負手が通って最後はなんとか勝ち。
158手完 白中押し勝ち 残り黒1分 白45分51秒
P.S. 昨日発売の週刊文春に少しだけ私のコメントが載っています。この件に関してはいずれまとめて書ければ、と思っています。