1月5日、囲碁(1、5)の日に嬉しいニュースがありました。
井山七冠が羽生竜王、永世七冠とともに国民栄誉賞受賞
おめでとうございます。
棋界全体にとっても、素晴らしいことですね。
さて本日はミャンマーに近い、中国雲南省にて日中韓囲碁名人戦が開催されています。
今日の対戦は井山名人vs李世ドル九段。
勝者が連笑中国名人と決勝戦を争います。
みんなで応援しましょう
1月5日、囲碁(1、5)の日に嬉しいニュースがありました。
井山七冠が羽生竜王、永世七冠とともに国民栄誉賞受賞
おめでとうございます。
棋界全体にとっても、素晴らしいことですね。
さて本日はミャンマーに近い、中国雲南省にて日中韓囲碁名人戦が開催されています。
今日の対戦は井山名人vs李世ドル九段。
勝者が連笑中国名人と決勝戦を争います。
みんなで応援しましょう
こんにちは。
十段戦第4局に井山6冠が勝ち十段を獲得。
前人未到の7冠を達成しましたね。
内容もまた圧巻でした。
そして今日はU20の世界戦であるグロービス杯があり、日本勢からベスト8一番乗りは芝野虎丸二段。
そして明日午前に予選リーグ突破をかけて、一力七段、孫四段、許三段、六浦二段の4人が対局します。
みんなで応援しましょう
そして上海で開催されている4年に1回の応氏杯戦、こちらも河野臨九段がベスト8に進出しました。
こちらは明後日に準々決勝ですが期待大です
また井山7冠の世界戦参加に向けて日本棋院も日程調整するとのことで、これまた楽しみ
AlphaGoの登場以来、ビッグニュース続きで、なんだか久しぶりにワクワクしています。
さて、以前も紹介しましたが、おかげさまで好評を頂いている電王Ponanza山本一成さんとの対談の最終回が公開されました。
最終回は囲碁を飛び越えて人工知能がもたらす未来についても語り合っています。
山本さんとは数年前からの友人で、忌憚のない雰囲気で話せたのが良かったかと思いました。
せっかくの機会なので、この対談外での山本さんからの話題で
面白かったのをいくつか紹介したいと思います。
ニコニコ動画解説時、李世ドル九段vsAlphaGoにて
山本「もし囲碁星の宇宙人がやってきて地球征服をかけて囲碁の勝負するなら誰が人類代表?」
ここでニコニコアンケート
「①李世ドル9段 ②柯潔9段 ③井山7冠 ④AlphaGo ⑤その他」
これから数日後、山本さんは囲碁の深さを再認識したようで
「囲碁は宇宙のゲーム足り得る」
と。
宇宙人と囲碁でコミュニケーションする時代は、すぐそこに来ているかも知れません・・
※このアンケートに対するお答え、書き込み大歓迎です。
みなさんもうすでに、ニュースでご存知かと思いますが、
フィンランド出身のアンティが入段しました
毎週火曜日には棋院で英会話クラブの活動があり
発足当初は院生であるアンティとニコラの碁を英語で検討する、というものでしたが、
最近ではアンティの日本語が上達しすぎて、ほとんどの検討が日本語になってきました。
とても素晴らしい事ですが、私達の英語は・・・
と、まあそれは今日は置いておいて、アンティの日本語について小話を一つ。
ある日英会話に行くとアンティが何か相談?風に話していました。
「ぼくの名前を日本語にしたらどうなるか考えている。おそらく、小岸安定になるだろう」
「Why?」
「ぼくの名前のトルマネンは小さい岸という意味だ。それにアンティ=安定だからね」
一同「ほ~~~~~~~~~」
「昔、本因坊家に小岸壮二という強い人がいたよ」
と言ったら気に入ったみたいで
「それはいいね」
とご満悦。
さてそのような運びで昨日は英会話のメンバーでお祝いをしました。
オープンしたばかりのお店、「築地の貝」
入段というめでたい日なので、今日は食レポもしちゃいます。
その名の通り、貝の専門店です。
まずはお通し
刺身 白みる貝は初めて食べたかも。
ムール貝のアヒージョ
つぶかるご つぶ貝のエスカルゴ風だそうで
月みたいな大根 名前忘れた・・・
貝と野菜のグラタン この貝は何か分からず・・・
帆立のしゅうまい 美味しくて帆立がどこにあるか認識する前に飲み込んじゃった
根菜の蒸篭蒸し 人参が甘かった
深川飯
お味噌汁
あ、肝心の集合写真を忘れるところでした。
アンティおめでとう次はニコラの番ですね
今回のグロービス杯では決勝戦の幽玄の間解説をやらせて頂きました。
三日間で最も印象に残った場面は
準決勝、黄雲嵩三段(白)中国 vs 李東勲五段(黒)韓国
1図 白1が妙手で左上から中央への黒石と、右辺白の攻め合いは白の1手勝ちです。
2図 1図の攻め合い一手勝ちをこの場面から読み切っていたのかすごい
と思ったのですが、少し冷静になって考えてみると、一つ疑問があり
優勝を決めた直後の黄雲嵩三段に突撃取材。
スマホの検討画面片手に直接聞いてみました。
3図 黒がこう打ったらどうしますか?
4図 続いて劫になり、黒が劫材有利に見えますが・・・
するとあっさり「Black win」と黄雲嵩三段
しかしかといって
5図 この攻め合いも黒14に石がくると、黒16で左側の攻め合いが逆転します。
ということは、見事な決め手に見えた2図白1、3は実は渾身の勝負手だったのでしょうか
読みの速さ、思い切りよく決行する心臓の強さには驚かされましたが、
やはり相手も神様ではなく、チャンスがあったようです。
自分の中で相手の打つ手を信用しすぎてしまうと、普段見えている手でも見えないことがあります。
1手30秒と世界戦というプレッシャーの中で力を発揮していくのは至難の業だと思いますが、
メンタルの大事さを感じました。
決勝戦解説のため、今大会は張り付いて観戦していましたが、とても勉強になりました。
少しでも自分の対局にいかせるようにがんばります。
今年も残すところ後1時間
自分の中で、今年一番大きかった出来事は、ドイツベルリンの大使杯囲碁大会へ行ったことでした。
今まで海外へ一人で行ったことはなかったけど、初めての一人旅がまさかドイツになるとは
思ってもみませんでした。
前のベルリン紀行3から、大分更新期間が空いてしまいましたので
写真を中心にダイジェストでお送りします。
10月11日土曜日 あいにくの雨
でもそんな時こそ碁、これは世界共通。
11日12日は第9回の大使杯囲碁大会 一般の部。
たくさんの人が集まりました。
ちょっとした空き時間に打った、一局の碁
なんとこれは15路盤です。ベルリンではこの他に7路、11路盤も使われていました。
ご飯は
手作りでとても美味しかったです。
11日大会の後は、参加されてた方のブラジリアンティーショップに行きました。
奪い合えば足りない
分け合えば余る
持ち寄れば笑顔
と書いてあります。なんでもここでかのマテ茶を作ってるそうで
世の中広いようで狭い、狭いようで広い。
夜はサッカーが見れるバーへ。
このお店、碁盤もあります。
ゴールするまで、白は石を取ってはいけない、という特別ルールで一局打ちました。
翌12日はドイツ囲碁界のレジェンドとお話する機会を頂きまして、貴重なものを拝見しました。
囲碁に関する浮世絵、コピーではなく本物です。
ドイツにて、英語で浮世絵の講義を受ける日本人(私)の巻き。
その光景がそのまま浮世絵になりそうです。
旅をしてみて、自分が日本について知らないことがたくさんあることを、知りました。
夜はコンサートへ
ドイツのホール、なんか洒落てるように見える、旅のせいかな?
駅にもアートが!浮世絵を大切にする心と、駅の壁にこんな風にアートしちゃうってのが
なんか共通する所があるように感じました。
さて、書いてる間に今年も秒読みです。
皆様 良いお年をお迎え下さい
先日、呉清源先生が亡くなったと聞き、今までに感じたことのない、不思議な気持ちになりました。
子供の頃、一番たくさん並べたのは、間違いなく「呉清源全集」だと思います。
そんな呉先生は雲の上の存在で、生きる伝説でした。
そして先日行ったドイツでも、大会の度に掛け軸が飾られます。
ドイツの囲碁界でも大変尊敬されていて、運営の方が
「呉先生は今年100歳を迎えられたので中央に飾りました」
と仰っていました。
亡くなられて、「悲しい」という気持ちはもちろんありますが、
100歳、天寿を全うされた人生だったのではないか
という思いと、鮮烈な呉先生の碁の印象が入り混じり
自分の中で経験したことのない気持ちが湧き起こりました。
呉先生は常々
「碁は調和である」
と仰っていましたが、
現代社会に生きる私たちは今
本当の調和とはなんだろうか?と考える時期に来てる。
そんな気がします。
合掌
今日は11月10日
そうかもうあれから1ヶ月たったのか
10月10日金曜日、ベルリン一日目
ユース大会が終わった後、みんながベルリンの街を案内してくれた。
近くの森(大きな公園?)を歩き
「ドイツでも紅葉があるのか!?」 と驚いたら
「日本の紅葉はもっと綺麗です」 と言われた。
どうも向こうが一枚上手だ。
そして像の前で恒例の
像の真似をするのは世界共通だ
森を抜けると刺激的なModern cityが姿を現してきた
これはいわゆる国会のようだ。
そして川沿いの近代建築に圧倒され
下を見るとそこは
ベルリンの壁の跡だった。
このまっすぐのラインがずっと、壁の跡だ。
幼稚園の時に見たニュースの記憶が
朧気に思い出されてきた・・・
そうかあの時テレビで見た場所に自分は今いるのか
風が吹いた
夜になった
洒落た建物だ、全部は分からないが、色んな言葉で「愛」と書いてある気がする
と思ったら10秒・・20秒・・・30秒・・・・・ 秒読み?
ライトアップで鮮やかに変身していく これも一つのベルバラか
良い時に来た そう思った。
続く
10月10日金曜日 ベルリン初めての朝
パンがうまい
天気は少し曇りだが
このパンの美味しさは
この気候あってのものだと思うと
なんだか感謝の念が湧いてくる
いつになく前向きな自分を感じた
ホテルにダビットが迎えに来てくれた
いざ出発!
少し歩くと川が見える 橋を渡ると各国の大使館が姿を現してきた
「大使杯囲碁大会」その名の通り日本大使館主催の囲碁大会である
1日目はユース大会で小学生が多い。今回で6回目を迎えた
壇上には左から坂田先生、岩本先生、呉清源先生、福田先生、高川先生の掛け軸がズラリと並ぶ
呉清源先生の 「見可而進」
「カヲミテススム は どういう意味ですか?」
と聞かれて少し困った。推測するも一応ググって返事をする
生け花もある。これを活けたドイツの方は、日本に来て生け花を習い、国際大会にも出たことがあるらしい。
みんなぼくより日本の事を知っているのでは?
大会が始まった
子供達が50人近く参加 その多さに驚いた
片言の英語で子供達に話しかけると、ドイツ語で返されて
ヨーロッパの人にとっても、英語は習うものだということを、ここで初めて知った
でも囲碁を打つと・・・
コミュニケーションがとれる 不思議
ちなみにこの碁盤も、先の掛け軸の大先生方のサイン入りで、
もしその先生方が打ったとすると、この子達まで、ざっと100年の歴史がある
そういえば碁盤の表面が少し坂道みたいになってたっけ
さてここからは写真メインで
指導碁をして
ピアノを少し弾いて・・・ドイツだからベートーヴェン弾いたら「日本の曲も♪」って言われちゃった
自分の国について知らないことが多いのを痛感したよ
そして表彰式
上位入賞の子供達、優勝者は三段くらいでとても強い
全員でパシャリ!
全員に賞状があるのに感動
これはやる気がでる!
そしてみんな楽しそうだった
子供達にドイツ語で返事をされたときはどうやってコミュニケーションとろうか戸惑ったけど
囲碁を打ったら仲良くなった
すごいことだね 続く
ぼくは成田空港にいた。
ベルリンに行くためだ。
時は2014年10月9日早朝。
今までアジアを中心に30回は海を渡っただろうか。
しかし、一人で国外に行くのは初めての経験だ。
少しドキドキした。
それと同時に、人のありがたみを感じた。
一人になって初めて分かることもあるのだ。
そして飛行機に乗った。
想像できない世界を想像した。
これからどんな出来事に出会うのか。
一冊の本を開いた。
「ボクの音楽武者修行」 小澤征爾
何十年も前のこと。数ヶ月かかって船でヨーロッパに行ったそうな。
音楽を、指揮を、棒ふりを学ぶために。
たかだか15時間のフライトであれこれ考えてる自分が急にちっぽけに思えた。
気付いたらすぐアムステルダムに着いていた。
ここで乗り換えである。
あっという間にベルリンに着いた。
囲碁を打ちに来た。
指揮を棒ふりというのなら囲碁は石並べであろうか
人は、棒をふったり、石を並べるために海を越える
夜景が綺麗だ。
友人が空港に迎えに来てくれた。
碁には魅力を超えた魔力があるのか
石をつなげるように、人を繋ぐ。
感謝の念を持ちながらのディナーとなった。
日本時間だと27時すぎであるが
すごいボリュームだ。
気合で食べた。
「すごいですね。ドイツ人は全部食べれません」
そういうことは最初に言って頂きたい
なんとも楽しいベルリン初夜であった。
続く。
ベルリンに来ています。
早速時差ぼけ気味(笑)
ただ今こちらは深夜3時です。
思ったよりネット環境もスムーズなので
ちょくちょく更新しようかと思います。
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さて、もう一眠りしようかなzzz