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遠足
砂糖は 甘くて 口をウマウマと開かせます。
塩は むしろ 口をつぐませる働きをもっています。
味には 辛(しん) 酸(さん) 甘(かん) 鹹(かん) 苦(く) 渋(じゅう)
の秩序があり
辛は 大きく口を開かせっ放しにし
反対に 渋は 口ばかりか 顔全体をくしゃくしゃに引きしめます
・・・ 面白いですね。
これは 味が自律神経に働いて
余儀なく顔面をゆるめたり 引きしめたりするからにほかなりません。
砂糖の甘さの口の開かせ方と 塩の辛さの引きしめ方とは
まさに 陰と陽との明らかな違いを示しています。
甘い陰性の砂糖とむすびつきやすい小豆は
塩辛い陽性の塩とむすびつきやすい大豆とくらべると
小豆の方が 大豆よりも陽性だということができますね。
色や形のうえでも 小豆は 赤くて 大豆よりも小さいのです。
それに 小豆は 湯から煮出したらなかなか煮えません。
大豆には 脂肪分が小豆よりはるかに多くあります。
大豆油をとり出すくらいですから ・・・ ね。