負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

迷いなき静けさ 4/4 ・・・ ゆったり生きる

2013-03-22 23:33:29 | 原発震災避難者


近隣



世の中は そうそう自分の気に入るような人間ばかりはいません。



釈尊にも 提婆という苦手があった。


幾度か煮え湯をのまされ 苦しまされている。


だがその結果 教団の団結力は強まりました。



多様な世界に ゆったり生きることが ・・・ 私たちには大事です。


そうした ・・・ 寛 ( ひろ ) やかな

どっしりした 迷いのない生活こそ

いま ・・・ 私たちに望まれているのです。













迷いなき静けさ 3/4 ・・・ 羽毛の人

2013-03-22 21:25:33 | 原発震災避難者


近隣



磐石のような ・・・ 重心を低くおいてない人は

すぐ腹をたて 相手をののしる。

「 小異 」 について 「 大同 」 をみようとしない。

さらりとすごさない。

狭く かたくなる。

自分だけの流儀で固まろうとします。


そこに 窒息があり 自滅がある。

羽毛の人は なんでも屋になれない。

・・・ 玉石混淆 ( ぎょくせきこんこう ) というわけにいかない。












迷いなき静けさ 2/4 ・・・ 清濁あわせのむ人

2013-03-22 18:30:43 | 原発震災避難者


近隣



神経質な人は

「 清 」 と 「 濁 」 をともにのみくだすことができない。

人間関係も ぎすぎすとしてくる。



「 清濁あわせのむ 」 人は

人を毛嫌いしないし

世間の評判の悪い人間でも  「 気の毒な男だ 」 位にしか思わない。


だから 人を疑うことが少ない。

・・・ 善意をもって受けとってゆこうとします。


その結果 だまされることもあるが

むしろ ・・・ 自分をだました男をあわれむ気持のほうが強い。












迷いなき静けさ 1/4 ・・・ うろたえない人

2013-03-22 15:32:29 | 原発震災避難者


近隣



ひとかかえの盤石(いわいし) 風にゆらぐことなし

                          (法句経)



軽い羽毛は 風に舞う。

大きな岩は びくともしない。


頼りがいのある人 信頼のもてる人とは

盤石 ( ばんじゃく ) の重みをもつ人です。



私たちが乗物に乗る。

風や波がはげしくなる。


そんなとき

パイロットや船長が いわおのように落ちついていると

・・・ 安心していられます。

たとえまわりの人が嘔吐したり 顔色をかえていても

船長が くわえ煙草でのんびりしていると

・・・ 「 大丈夫だな 」 という気持になります。


この船長のような人こそ

釈尊のことばに出てくるような ・・・ 「 うろたえない人 」 です。












「 待つ楽しみ 」 を味わう

2013-03-22 12:00:37 | 原発震災避難者


近隣



ヨーロッパの自然は

特別にスケールが大きいわけではなく 日本と大差がない。

しかし そこの住民は 日本人よりは ・・・ かなり 気が長いようだ。

とくに英国人は

私たちと同じ島国民族でありながら ・・・ ずいぶん気が長い。


人口の過密ということが また

日本人のセカセカ病のひとつの因なのであろうか ?



ヨーロッパのレストランに入ると

日本人は たいていイライラさせられる。

腹が立ってくるかもくるかもしれぬ。

料理の運ばれてくるのがあまりにも遅く

一時間ぐらい待たされるなど 珍しいことではないからである。



しかし これに慣れてしまうと

いつくるのかもわからぬ料理を ・・・ ゆうゆうと待つ

ノンビリした心境を楽しむことができるようになる。



そして 日本に帰って

料理の運ばれる速さに ・・・ 驚き あきれ

「 これでは 待つ楽しみがないじゃないか !」 

と ・・・ 怒りたくさえなってくるのである。












もっと悠々 ドッシリと生きたい

2013-03-22 09:00:05 | 原発震災避難者


近隣



「 急ぐべからず 」 を説いた俚諺 ( りげん ) のたぐいは

世界各国に 非常に多いですね。


これが多いということは

「 急ぐ 」 人間が 世に多いからこそでしょう。



人間は とかく

「 あせる気持 」 や 「 急(せ)かされる気分 」 に陥りやすいものです。

そのために ・・・ しなくてもよい失敗をしてしまいます。



だから これを戒める金言のたぐいが

古今東西にたくさん生まれることになります。


急がば回れ。 ・・・ 日本

あわてる蟹 ( かに ) は穴に入れぬ。 ・・・ 日本

あわて者の半人足 ( 一人前の役に立たない ) ・・・ 日本

誤りは急ぎのうちにある。 ・・・ 中国

急ぐなら もっとゆっくりしろ。 ・・・ イギリス

長いあいだ待つ人が ほしいものを手に入れる。 ・・・ エジプト



日本人ほどセッカチでない諸国民のあいだでさえ

「 急ぐ 」ことが これほど口やかましく戒められています。


まして いわんや ・・・ ということになるはずです。



われらスベカラク ・・・

もっと悠々 ドッシリと ・・・ 生きたいものですね !












急ぐ気持ちを制する

2013-03-22 05:01:32 | 原発震災避難者


近隣



一日に十里の道を行くよりも

十日に一里行くぞ楽しき ・・・ という古歌があります。


やはり 「 急ぐべからず 」 ・・・ を説いたものです。


「 一日に十里 ( 約40キロ ) も歩こうなんて

そんなスピード狂 ( ! ) ではいけませんよ。

周りの景色などを楽しみ 道草もくいながら

十日かかって 一里行くぐらいのユッタリした気持になりなさい 」

・・・ というのです。



自動車も 鉄道もなく

乗り物といえば駕籠 ( かご ) と馬ぐらいしかなかった時代にさえ

・・・ ユックリ主義をすすめる このような歌があったのです。



亡き父が よく口にした句に

カタツムリそろそろ登れ富士の山 ・・・ があります。


のろいものの代表ともいうべきカタツムリを

天下の名峰富士山に登らせ

しかも 「 そろそろ登れ 」 ・・・ といいきかせる。


ユックリ精神を極限的に誇張して描いて ・・・ 教訓とした句です。



文明の発達によるスピード化は いたしかたないとしても

これが

人間たちのセッカチな気分や急ぐ心を刺激し 煽っているとするなら

・・・ めでたいことではけっしてありません。



スピード時代であるからこそ 急ぐ気持ちをいっそう制するよう

ひとりひとりが ・・・ 「自衛」の姿勢を確立すべきでしょうね。


群集心理で 「 理由なく急ぐ 」 ことから

・・・ よい結果が生じるためしはないからです。