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回顧
またまた 尊徳翁の歌ですが ・・・
おのが身は有無の湊 ( みなと ) の渡し舟
ゆくも帰るも風にまかせて
・・・ この自分の身は 生死の世界の渡し舟のようなもの。
誕生の湊から発して 死の湊に帰省するまで
ただ風にませるほかにない。
まかせきって生きたらよい。それが ・・・ 大安心の境地です。
「 風 」 とは むろん 超越的な意思や力をさすのだと思います。
・・・ 神と言いかえてもよいと思いますね。
だから
「 死にたくない 」 と思うのは ・・・ マチガイです。
「 死にたい 」 もまた ・・・ マチガイです。
死にかんして
おのれの少欲からの願望をもつことが
風にまかせていない ・・・ 煩悩です。