負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

修行の場 2

2018-05-15 13:19:23 | 原発震災避難者




絵は

野に出て描くもの


歌は

自分の耳で育てるもの


勉強は

みかん箱でできる


茶の湯の心は

茶室だけではぐくまれるものではない


・・・



生きているすべての瞬間が

修行の場なのです


呼吸も姿勢も

歩く姿も

言葉のひとつも


だから

一瞬一瞬に気が抜けません



目に前にした朝食が

どこから来て

誰が運んできたか


自然の恵みの収穫と

人の手を思えば

キッチンも立派な道場です







修行の場 1

2018-05-15 08:51:10 | 原発震災避難者




歩々是道場

(ほほこれどうじょう)



アトリエがないから

絵が描けない


茶室がないから

お稽古できない


ピアノがないから

歌えない


机がないから

勉強できない


どこへ行けばいいのかわからないから

坐禅が組めない


・・・



喝!


そんな言い訳する人を許さない禅語です


いつでもどこでも

一歩一歩移動していくごとに

その場こそが ・・・ 修行の場


いつでも道場にいる

と思えということです


                 (2につづく)







いつでも主であれ 4

2018-05-14 22:10:09 | 原発震災避難者




「随所作主」の対句で

この後に

「立処皆真なり」

と続きます


「随所で主であればこそ

その場所において

真実が見えてくる

意味がわかってくる」

というわけです



クレームを避けて通っていたのでは

仕事は進みません


随所に主となることを忘れずに!







いつでも主であれ 3

2018-05-14 18:14:36 | 原発震災避難者




「随所作主」

(ずいしょにしゅとなる)

とは

どんな場所でもどんな時でも

いつでも主であれ

・・・ ということ



片足を突っ込むのではなく

身体の軸ごと移動して

ものごとに

全体重を投入する姿勢です


               (4につづく)







いつでも主であれ 2

2018-05-14 15:03:38 | 原発震災避難者




しかし しかし

お客さまからクレームが来たとたん

嫌がって出てこない社長は

・・・ いただけませんなあ



いい時ばかりでなく

悪い時でも

どこでも主人公でいてくださいな


クレーム処理だけ課長に押しつけるなら

美人のときも出てくるな!

・・・ ですなあ


                  (3につづく)







いつでも主であれ 1

2018-05-14 06:12:23 | 原発震災避難者




美人レポーターが取材で訪ねて来たら

ほいほい出てくる社長


それは課長の担当じゃなかったですか?



まあ よしとしましよう


積極的で

なんでも自分から取り組んでくれるのは

・・・ 歓迎ですよ


                   (2につづく)







宿 3

2018-05-13 21:08:19 | 原発震災避難者




本来が

花鳥風月宿

(かちょうふうげつのやど)

のような現実の世界


高級旅館と違うのは

貧乏人にもお金持ちにも

どんな人にも平等に用意されている風流だ

ということです



そう思えば

あなた・私は

さしずめ旅館の亭主か女将さん


この恵まれた「宿」を

きちんと浄めて清々しく

・・・ お客さまをお出迎え







宿 2

2018-05-13 16:28:56 | 原発震災避難者




季節ごとに無心の花が咲き

鳥が歌い

風がなびき 月が照る

現実の世界はまさにこの通り


季節を待てずに

花を無理に咲かせ

鳥のとまる枝に

餌になる虫が住めず

風を入れる窓が

開かない高層ビルの中で

スモッグで

月が隠れてしまうという世界は

人間が最近になって勝手に作ったものだった

・・・ のに気づく言葉でもあります


                   (3につづく)







宿 1

2018-05-12 22:00:02 | 原発震災避難者




花鳥風月宿

(かちょうふうげつのやど)



まるで

女性に人気の高級温泉旅館のようですが

私たちが住むこの世を

「宿」と言いかえたまでで

つまり

「美しく風流な自然に囲まれたこの世」

のことです


               (2につづく)







同行二人 3

2018-05-12 19:01:19 | 原発震災避難者




ここでは普段の生活のなかで考えてみます



心の底の方に

とても純粋で正直な自分がいませんか?


たまに顔を出しては

「おいおい 自分よ 大丈夫かい?」

と呼び掛けてくるもう一人の自分


それが手を取りあうベストフレンド



世の寒風にさらされ

くじけそうになった時

見失いそうになった自分と

少しおしゃべりをしてみましょうよ


「把手共行」が勇気をくれます







同行二人 2

2018-05-12 15:52:17 | 原発震災避難者




四国巡礼のお遍路さんの笠には

「同行二人」とかいてありますね


あれは辛い道のりだが

二人で歩いて行こうというもので

たとえ一人旅でも

そう書いてあります



あの場合

一人は自分

一人は弘法大師様だというわけです


                 (3につづく)







同行二人 1

2018-05-12 11:19:48 | 原発震災避難者




把手共行

(はしゅきょうこう)


共に手を取って歩んで行く

という意味です


結婚式の挨拶にぴったりかなあ

とも思えますが


さて

手を取りあう相手とは

誰のことでしょう


             (2につづく)







善い行いは黙って 3

2018-05-12 08:20:59 | 原発震災避難者




善い行いは

両刃の剣でもあります

なぜなら

善い行いに打算があって

人に知らせたり

見返りを求めたりすれば

いっぺんに色褪せ

功徳でなくなってしまいます



命を救ったことも

席を空けたことも

誰にも知らせず

黙ってやりましょう


そうすることで

今日からの善い行いは

清々しい無心を得ることができます







善い行いは黙って 2

2018-05-11 21:03:18 | 原発震災避難者




善い行いをした報いを

功徳と言いますが

下心あっての行いは

功徳はありません



功徳を重ねることは

功徳を重ねていないことと同じだと

無心で行うことが肝心なのです


だから功徳は ・・・ 無功徳



ともすれば

何もしなかったかもしれないその瞬間を

善い行いに向かわせてくれたチャンスに

・・・ 感謝です


                 (3につづく)