老後の日々

果物に野菜作り等、
今では趣味にして気間々にやっています。

占いの原点

2007年06月15日 | Weblog

占いと言えば三百数十種類とも言われるほどあるようですが、その原本となる易学の八卦、それに後天図、易学については学問的にいろんな面から研究されているようですが、今から数千年ものむかし、中国大陸に生まれたものです。中国古代の帝王伏義(テイオウフツギ)が天を仰ぎ、地を見て、そこから大自然の生成発展の状態を、易の象である八卦にまとめたものです。

易は、このように天地自然を模範としてできたものと言われていますから、中国の思想の主流とされている「天人合一の思想」を最もよく表しています。天人合一の思想とは(老子)(荘子)などが説いたもので、自然現象と社会現象との間に一貫した原理が存在するとして、この大地自然の原理に従ってこそ誤りのない行動ができると言う考え方です。

ここで易学の根本的な考え方ですが、易の本体であり、宇宙の本体、八卦を少し説明してみよう。まず宇宙の本体、根本原理と考えられる「太極」があり、その太極から二つのことがらが発生したと考えるものです。その二つとは陰・陽です。陰と陽とは、明るいと暗い・男と女・強いと弱い・剛と柔という対照的な物事を意味する。この陰・陽がさらに老陽・少陰ー少陽・老陰となり、

これらがさらに二つになり、乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤となる、これが八卦と言われるものです。この八卦には一つ一つそれぞれ象があります。象は、あらゆる自然現象を単純な形に要約したもので、易学では、この八卦をおのおのさらに重ねて六十四卦として、それを以て人事に応用しています。易の八卦、六十四卦は宇宙界に行われる法則をわかりやすい八卦の象徵を以て表した宇宙の縮図ともいえるものです。