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東白川 10峠100kmラン その2

2006-05-25 22:16:51 | Weblog
≪東白川 10峠100kmラン その2≫

 久野川峠より一気に下夏焼へ下る。道路際に松の老木が何本も立ち、その合間からのどかな夏焼の集落が見下ろせた。橋を渡って少し上がり、酒屋の角を右折する。今回のような特別プラン?でなければ冷えたビー○を買って、木陰でグイッとやりたいところである。

 二車線幅の県道62号を南進する。途中、左手に旧道を見付け、一人で走ってみる。そこには懐かしい昔の田舎風景が残り、ツーリング気分を少しは満足させてくれた。新道(バイパスのこと)はやはり味気ない。

 突然、携帯がプルプルと鳴った。何かトラブルでも、と心配ながら出るとJKさんより脇腹が痛いのでリタイヤするとの話しであった。結石の持病があり、それが原因のようだ。

 今回の10峠にはカウントしていない笹峠のコブを難なく越える。門和佐の芋沢上で左折し、松坂峠を目指す。ここでGKさんがリタイヤするという。体調不良ではなく、体重増が原因だそうだ。お互い気を付けたいものである。

 天候に恵まれたのは嬉しいのだが、気温が異常に上がって暑い。陽射しも強くなって首筋が焼けて痛くなってくる。交通マナーから言えば良くないのだが、日陰を求めて右に左にとルートを取る。木陰はやはり涼しい。

 5番目となる松坂峠には何度も訪れているため、ボトルの水で咽を潤おして、すぐに下りに入る。今日は下呂市で全国植樹祭が行われており、そのせいか交通量が極端に少なく、対向車を気にすることなくコーナーに突っ込めた。

 上佐見にて国道256号に出会い、左折する。佐見川に沿ってしばらく走り、吉田橋のところで右折する。徐々に道は高度を上げ、つづら折りになるころに桜峠へ辿り着いた。途中には別荘地らしきものもあった。ここでリタイヤ予定のJKさんが追いついて来た。休んでいたら調子が良くなったので、自走で役場まで走るとのこと。

 桜峠より東白川村神土へ下る道中は、白川茶の産地でもある。緑の綺麗な茶畑を縫って下るのも気持ちが良い。脇道に迷いながらも村の中心地となる神土の商店街へと出た。街角の自販機でスポーツドリンクを買おうとするが、全て売り切れ状態。先行者が買い締めたようだ。

 左折をして白川橋へ向かい、次に右折をして県道72号に入る。横を流れる川は左広川といい、小さな滝を幾つも作って流れる水は見ていてとても気持ち良さそうであった。大多尾峠へ向かう道は徐々に、確実に斜度を増してゆくため、スピードがガクンと落ちてしまう。通る車が少ないのを幸いに、道幅いっぱいにS字を描きながら登っていった。直線で登るより多少は楽なようだ。

 7番目となる大多尾峠に辿り着くと、今まで同行していただいたKKさんが黒川よりリタイヤするとのこと。新調されたロードフレームに付いたフロント・ダブルのギアは峠越えにはマッチしていなかったようだ。黒川の街まで一緒に走り、そこで別れた。

 これよりは一人で残りの三つの峠を越えなければならない。