Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

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輪旅 山梨の桃源郷へ!!その2

2009-04-23 21:01:29 | 自転車旅
《輪旅 山梨の桃源郷へ!!その2》

 甲府駅前で、関西、関東のサイクリング仲間と合流する。それぞれがお気に入りの自転車を組み立て、ツーリングの準備を始めた。

 先ずは甲斐善光寺へ・・・高さ27mもある金堂と、朱塗りの山門は立派であった。

 石和へ向かう。山梨といえばほうとう料理・・・有名だという「小作」を探し、昼食とした。禅僧が中国よりもたらしたといい、信玄が野戦時の食料として用いたとか。基本と云われるかぼちゃほうとうを味わった。


(小作のかぼちゃほうとう)

 甲斐国分寺を訪れる。現在の笛吹市に位置し、国府もこの近くにあったようだ。国分寺跡には、五重塔の礎石となる14個の石が、奈良時代のロマンを感じさせてくれる。金堂跡は発掘中であった。少し北へ行ったところに国分尼寺跡がある。

 甲斐国一ノ宮・・・浅間神社を訪れる。駿河の浅間神社はせんげんと読むが、甲斐ではあさまと読む。冨士山の北に位置し、貞観7年(865年)、富士山大噴火の翌年に富士山を鎮めるために祀られたとか。

 勝沼といえばワイン。その歴史は古く、明治10年に最初の醸造場が造られたとか、およそ135年程の歴史があることになる。未知のワイン造りはフランスに学んだそうだ。岩崎醸造と山梨ワインを訪問した。

 今日の宿は、塩山の「水上荘」。山裾の坂を上り詰めたところに宿はあった。その建物はとても立派で、座敷蔵の前に設えられた囲炉裏で、豪勢な夕食を頂いた。5人でビールを17本、日本酒を4合・・・それで九千円・・・とても値打ちであった。


(水上荘の炉端料理)

 翌日のコースは、山梨フルーツライン・・・甲府盆地の南東の山裾を行くルートは、絶好の展望コースでもある。眼下に、ピンクに染まる桃源郷を見下ろし、盆地の向こう側には残雪に覆われた北岳や農鳥岳がずっと望まれた。


(桃の開花)

 勝沼ぶどうの丘の下を通り、一ノ宮桃源郷を横切ってゆく。昨日からの山火事がまだ続いているようで、ヘリコプターが頻繁に飛び交っていた。

 飽きるほど、桃源郷を満喫し、風土記の丘の下で解散とした。二日間とも快晴に恵まれ、桃の花は満開・・・宿はとても素敵で、これ以上の自転車旅は望めない・・・それほどに充実した二日間であった。素敵な自転車仲間に最大の感謝を申し上げたい。

 解散後、笛吹川サイクリングロード、釜無川サイクリングロードをつないで、スタート地点となる信玄堤へと戻った。

 新府桃源郷、台ヶ原宿の「七賢」、山高神代桜、躑躅ヶ崎館跡、ほうとう料理、甲斐国分寺跡、甲斐国一ノ宮、勝沼ワイナリー、民宿「水上荘」、一ノ宮桃源郷・・・どれもが素敵な思い出となった。