《峠旅 旧宮村から清見、馬瀬へと走る!》
以前より気になっていた道がある。岐阜県道453号宮清見線といい、旧の宮村寺元と清見村楢谷を結ぶ道路である。この道に沿って流れる宮川は、あの有名な高山市内を流れる川であり、小鳥川、高原川と合流し、神通川となって富山湾へ注いでいる。
この源流には宮川防災ダムというものがあり、それも見るのも今回の目的であった。しっかりした道であるにもかかわらず、そこを自転車で走ったとか、モーターバイクで走ったとの記録も聞いたことがないのも走る切っ掛けとなった。
先ずは旧萩原町中呂(下呂の北、上呂という地名もある)の禅昌寺駅より高山線に乗る。飛騨川に沿って走る鉄道の車窓は美しい。宮トンネルを抜けてすぐの飛騨一ノ宮駅で降りる。ちなみに飛騨国一ノ宮とはここにある水無(みなし)神社のことである。
まるで迫力の無い葉桜の臥龍桜を観ながら自転車を組み立て、早々に走り始める。左前方の山の斜面にはモンデウス・スキー場が・・・。
県道453号は宮川に沿って徐々に高度を上げて行く。この奥は国有林のようで、途中にある素掘りのトンネルから想像するには森林鉄道の跡のようである。
「熊が目撃されました!」と去年の日付の看板があった。人家からも遠い谷の奥であれば熊が出てもおかしくはないが、ソロで走る身としては気が気ではない。無駄と思いつつ、チンカンベルを鳴らしてみるが。
突然、前方に横切る動物が・・・それはカモシカで、運よくデジカメに収めることが出来た。その後、一気に崖を下って対岸へと逃げていった。
川上(かおれ)岳への登山口を左に見送ると、道は勾配を増し、大きくカーブを描くようになる。やがて堰堤に宮川ダムと大きな看板?が見えてくる。
ダム湖にはあまり水が無く、それほどの規模ではないようだ。峠への道を急ぐ。
やがて無名の峠(仮称として川上越えとでも)に辿り着く。そこは笹原の別天地であった!・・・といいたいところであるが、展望もあまりなく、平凡な風景であった。冬であれば雪の北アルプスくらいは遠望できるかもしれないが。
腹ごしらえをし、気分を一新して下りに入る。赤谷沿いの道は通る車もなく、思う存分にダウンヒルを楽しんだ。この素敵な贈り物があるから峠の上りも頑張れるような気がする。
国道257号(せせらぎ街道)へ出る手前に頑丈なゲートがあった。道理で車も来ないはずである。要するに自転車専用道!?これは最高の贅沢かもしれない。
面白くも無い“せせらぎ街道”をひたすら走る。レーサー系の方は好んで走るようであるが、私のようなツーリスト?には居心地が良くない。早く走れとせかされているようで・・・。
道の駅「パスカル清見」に寄り、飛騨牛の串焼きとビー○で一杯といきたかったが、なぜか今日は理性?が働き、まじめに馬瀬方面へのトンネルへと入っていった。
馬瀬川に沿った道は拡幅の改良工事が進み、かつてのひなびた風景は失われていた。水の流れは相変わらず綺麗で、鮎釣りの連中がちらほらと川の中に立っていた。
爆走につぎ、また爆走?を繰り返し、旧の役場前も過ぎて「美輝の里」を目指す。ここは以前、名古屋のサイクリングクラブ「自転車で道を走ってみる会」さんがクラブラリーを開催したところである。
ここより柿坂峠の上りに入る。この林道は開削されてから年数が経っているのか、道の両側の木々が大きく茂り、日陰の部分が多くて助かった。数日前の降雨のせいか、湧き水も多くて水分補給には困らない。
右に左にカーブをこなし、高度を上げきったところが峠であった。素朴な地蔵さんが鎮座ましましていた。
後は一気に下呂を目指して下るだけ。路面に転がる木の枝や、薄っすらと積もった砂利に気をつけながら禅昌寺駅へと戻った。
ソロの峠旅も捨てがたい。美濃・飛騨にはまだまだ未知のルートが沢山ある。当分の間は自転車旅が楽しめそうで心が浮き浮きする。
ルートマップ
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=fb3381b55f6263778fa7303c65442ae1
画像(期間限定)
http://album.nikon-image.com/nk/NK_AlbumPage.asp?key=1099777&un=42542
以前より気になっていた道がある。岐阜県道453号宮清見線といい、旧の宮村寺元と清見村楢谷を結ぶ道路である。この道に沿って流れる宮川は、あの有名な高山市内を流れる川であり、小鳥川、高原川と合流し、神通川となって富山湾へ注いでいる。
この源流には宮川防災ダムというものがあり、それも見るのも今回の目的であった。しっかりした道であるにもかかわらず、そこを自転車で走ったとか、モーターバイクで走ったとの記録も聞いたことがないのも走る切っ掛けとなった。
先ずは旧萩原町中呂(下呂の北、上呂という地名もある)の禅昌寺駅より高山線に乗る。飛騨川に沿って走る鉄道の車窓は美しい。宮トンネルを抜けてすぐの飛騨一ノ宮駅で降りる。ちなみに飛騨国一ノ宮とはここにある水無(みなし)神社のことである。
まるで迫力の無い葉桜の臥龍桜を観ながら自転車を組み立て、早々に走り始める。左前方の山の斜面にはモンデウス・スキー場が・・・。
県道453号は宮川に沿って徐々に高度を上げて行く。この奥は国有林のようで、途中にある素掘りのトンネルから想像するには森林鉄道の跡のようである。
「熊が目撃されました!」と去年の日付の看板があった。人家からも遠い谷の奥であれば熊が出てもおかしくはないが、ソロで走る身としては気が気ではない。無駄と思いつつ、チンカンベルを鳴らしてみるが。
突然、前方に横切る動物が・・・それはカモシカで、運よくデジカメに収めることが出来た。その後、一気に崖を下って対岸へと逃げていった。
川上(かおれ)岳への登山口を左に見送ると、道は勾配を増し、大きくカーブを描くようになる。やがて堰堤に宮川ダムと大きな看板?が見えてくる。
ダム湖にはあまり水が無く、それほどの規模ではないようだ。峠への道を急ぐ。
やがて無名の峠(仮称として川上越えとでも)に辿り着く。そこは笹原の別天地であった!・・・といいたいところであるが、展望もあまりなく、平凡な風景であった。冬であれば雪の北アルプスくらいは遠望できるかもしれないが。
腹ごしらえをし、気分を一新して下りに入る。赤谷沿いの道は通る車もなく、思う存分にダウンヒルを楽しんだ。この素敵な贈り物があるから峠の上りも頑張れるような気がする。
国道257号(せせらぎ街道)へ出る手前に頑丈なゲートがあった。道理で車も来ないはずである。要するに自転車専用道!?これは最高の贅沢かもしれない。
面白くも無い“せせらぎ街道”をひたすら走る。レーサー系の方は好んで走るようであるが、私のようなツーリスト?には居心地が良くない。早く走れとせかされているようで・・・。
道の駅「パスカル清見」に寄り、飛騨牛の串焼きとビー○で一杯といきたかったが、なぜか今日は理性?が働き、まじめに馬瀬方面へのトンネルへと入っていった。
馬瀬川に沿った道は拡幅の改良工事が進み、かつてのひなびた風景は失われていた。水の流れは相変わらず綺麗で、鮎釣りの連中がちらほらと川の中に立っていた。
爆走につぎ、また爆走?を繰り返し、旧の役場前も過ぎて「美輝の里」を目指す。ここは以前、名古屋のサイクリングクラブ「自転車で道を走ってみる会」さんがクラブラリーを開催したところである。
ここより柿坂峠の上りに入る。この林道は開削されてから年数が経っているのか、道の両側の木々が大きく茂り、日陰の部分が多くて助かった。数日前の降雨のせいか、湧き水も多くて水分補給には困らない。
右に左にカーブをこなし、高度を上げきったところが峠であった。素朴な地蔵さんが鎮座ましましていた。
後は一気に下呂を目指して下るだけ。路面に転がる木の枝や、薄っすらと積もった砂利に気をつけながら禅昌寺駅へと戻った。
ソロの峠旅も捨てがたい。美濃・飛騨にはまだまだ未知のルートが沢山ある。当分の間は自転車旅が楽しめそうで心が浮き浮きする。
ルートマップ
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=fb3381b55f6263778fa7303c65442ae1
画像(期間限定)
http://album.nikon-image.com/nk/NK_AlbumPage.asp?key=1099777&un=42542
それも仕事ついでの観覧・・・・
臥龍桜自体全く存在を知りませんでした
私の地元では桜がすっかり散ってしまっていた
時期だったので得した気分でしたよぉ~
自然の中で動物を見たのは10日位前に高速道路に
転がっていた猿(多分)の死体位です。。。
結構大きくてビックリしました
でも・・・熊には会いたくないなぁ~~~
歴史シリーズより動物シリーズのほうが人気のようですね(笑)
熊には三回出くわしていますよ。幸いと喰われることはありませんでしたが・・・
臥龍桜、満開の時は綺麗ですね。まるで龍が伏せているよう(そのままですか!)
天国へ召された動物さんたち、タヌキ、キツネ、ヌートリア・・・ご冥福をお祈りします。
画像とルートマップを追加で載せる予定です。
お楽しみに!!