未来予想屋の競馬blog

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秋競馬を愉しむために。

2006-09-21 | 競馬本
最近、秋競馬に向けて気持ちを盛り上げていく意味も込めて競馬に関する本を読みあさっています。

通勤に1時間30分程かかるので、1日1冊のペースで読んでいます。

今日は、そのうちのいくつかの本をご紹介したいと思います。


まずはこれ。


輓馬

<ストーリー>
 事業に失敗し借金取りに追われ、男は北海道の兄を頼って輓曳競馬の厩舎に逃げ込む。
 馬を愛し、黙黙と世話をする男たち。
 そして、1トン近い橇を引き、障害を必死に登る馬たち。
 目を剥き息を荒らげようやく一歩を踏み出す馬、膝をついて立ち止まる馬…。
 その姿を見る男の中に、ある決意が生まれる・・・。

<私の感想>
 肌寒くなってきて、どこか寂しさを感じてしまう今の時期にピッタリの本です。
 特に9月初旬~中旬くらいに北海道に行った事のある人は、臨場感たっぷりに読めると思います。
 新冠や静内の夕暮れ時の肌寒さや海辺の町の寂しさを感じる事が出来る作品です。
 前半に主人公が始めて馬券を買う日の話が出てくるのですが、そこで出あった
 競馬好きの老人とのやり取りが抜群に面白い。
 ああ、こういう人、佐賀競馬にもたくさんいたなーと懐かしく思いながら読みました。
 ちなみに、この作品は「雪に願う事」というタイトルで映画化されています。


さて、次はこちらです。


特別模範男

<内容>
 ダービージョッキー藤田伸二の生い立ち、日常、ポリシー、仕事論、人間関係、そして将来。
 親しい関係者にすら明かさなかったことも含め、騎手・藤田伸二のすべてを綴った超攻撃的自叙伝。

<私の感想>
 書いてある内容の大半は「そうやろなー。藤田騎手ってやっぱりそうなんやろなー」と
 いうほぼイメージどおりの藤田騎手の姿。
 ただ、一部「そんな事があったのか!」「今、そんな状態なのか・・」といった
 ような意外な、というか衝撃的な内容もありました。
 馬券力向上に繋がるような内容のものではありませんが、エンターテイメント本
 として、さらっと読める本です。


最後にこちらを


競馬どんぶり

<内容>
 「私は本書に語られている通りに馬券を買い続け、競馬とともに生きてきた。
 書かれていることを体得すれば、おそらく誰にでも、私と同じ競馬人生を約束
 されるであろう」
 ―競馬歴三十年、競馬の達人はなぜ身を滅ぼさずにすんだのか?競馬とは何か?
 馬券とはいかなるものか?人生最大のゲームの楽しみ方と醍醐味を指南する必勝競馬エッセイ。

<私の感想>
 随分前に買って、読んだのは今回で4度目。
 はっきりいって、そこいらの馬券術に関する本なんかよりよっぽど実践的で
 参考になります。
 馬券戦術、というよりは馬券を買うにあたっての、競馬をやるにあたっての
 あるべき心の持ちよう、といったものが学べる本です。


さて、今日は3冊紹介しましたが、私が読んだ競馬に関する本はもっともっと沢山
あります。
未来予想屋ホームページでは、競馬に関する本を紹介するコーナーがあるのですが、
最高点★5つで評価している本はほんとにオススメです。

本はどうでもいいから週末の重賞でしょ!はこちら

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