みすきのぶろぐ

役者「みすき康人」です。活動報告や宣伝、日々思った事、感じた事、社会問題その他あれこれを超不定期的に綴っています。

みすき的観劇記~その1~

2005年05月15日 | つぶやき
先週の金・土と続けて2本の芝居を観てきた。ともに小劇場だったが、みすきは役者がすぐそこで演技している、下手すると汗や唾まで飛んできそうな小劇場での芝居が大好きである。

まずは5月の13日(金)観た舞台について・・・。
will-o'-the-wisp(ウイロゥ・ザ・ウイスプ)という劇団(ユニット?)の「瀧夜叉傳(たきやしゃでん)」という舞台を目白(?)の「シアター風姿花伝」に観にいってきた。

ここの代表は、みすきの前勤務先でのお客だった人。
以前に一度観に行き、そのストーリーとテンポのよさにいたく感激していたのだが前回公演は気付いたら終わっていた。そのため今回の公演は案内状を催促し、無事に観れた。

オリジナルのストーリーは時代設定は「昔」、登場人物に源頼朝とか出てくるので、その頃。
権力に従わないアウトロー「瀧夜叉」を描いた物語。
みすきは知らなかったんだけど、瀧夜叉というキャラは能や歌舞伎に登場しているんだそうで、そこでは「魔物」とされているらしい。本作では「半妖」になっていた・・・と思う。

当日券で入ろうと思っていたら、会場直後に結構な列。並んで待っていると「当日券は売り切れ、あとはキャンセル待ちになる」との事・・・そう言えば以前もイッパイで入れなかった事もあったっけ、油断した。それでも折角なので待つ事20分、無事入場できた(当2500円)

始まりは少しノンビリしているかな、との感じがあったが話が進むに連れどんどん引き込まれていった。みすきが気に入った点の一つは「場面転換が上手い」。台詞が終わった途端、役者が急に列になり回り始めたと思ったら転換で、その隙をぬって次の場面の役者が現れたり。
または、可動式のライト(サーチライト・・・って言うのかな?)を使い、客席に「目つぶし」!その隙に場転している。そのために話が途切れず、客を飽きさせない。これは巧いな、と思った。
みすきなどは場転を「どう縮めようか」といつも悩んでいる方なので、非常に参考になった。
スモークを使った舞台はいつもキレイだし、役者も(いろいろな所から参加しているが)個性豊かでとても楽しめた2時間だった。

次回作に期待したい、また観にいくぞ~~~!