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2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。
その1 たかが言葉されど言葉
その2 患者が最も興味を持つのは
その3 興味のない人に理解してもらう難しさ
その4 スタンダードやレギュレーションの必要性
その5 サクセスストーリーを重ねていく
その6 学歴に見合った給与と雇用環境で本領発揮を
さあ、次の意見はこれ 4番
- NP/APN学会でも話題になっていましたが、大学院という教育現場で教えられるのはNPとしてのエントリーレベルの教育(資格試験をパスできるのに最低限必要な内容)で、卒後教育や免許管理による質の担保をどう行っていくか?でした。国家資格だけがNP制度のゴールではないので、質の担保のために、どのような制度にするのかを検討してほしいと思います。
北米では免許を管理する団体が大学教育とは別に存在します。その存在意義は免許保持者の質の確保と自律性です。ブログにも何度も上げてきました。
こちらは職能団体のことが中心ですが、免許を管理する団体の存在意味もわかります。他にもたくさん書いているので、免許を管理 で検索してください。
毎回思うのですが、なぜこのようなシンポジウムを大学関係者の手によって行われるのでしょうか?卒後教育や免許保持者の質の担保をいつまでも大学が担うのは可能なのでしょうか?卒業をした時点で生徒は手の届かないところへ行ってしまうのでは?
どんなに素晴らしい教育を施しても人は変わります。医療は進歩し、社会状況は変わります。それにタイムリーに対応していくのは、大学以外の団体が必要だと思いませんか?
なぜ日本では大学以外の団体の影が薄い、もしくは一般社団法人日本専門看護師協議会 も日本NP学会も、大学教員の理事が多いのでしょうか?
このシリーズの後半でもっと書きますが、
本当に現場の声が反映されているのでしょうか?もしかしたら、これも教育と現実のギャップ、そして前に進めない一因だと思いませんか?
続く
冒頭写真: 今回のスキー旅でモーグルとツリーランを恐怖心なしに滑れるようになり、上級コースを実に楽しくできるようになりました〜嬉しい!!!!