私の仕事は100%外回り。メインの診療所でさえ出先なのだ。毎日違う場所を転々としながら各地で診療を行う。
で、教会のクリニックでのこと。一応診察用部屋を借りている。奥ばった部屋なので暇になると食料の配給を待っている列に顔見知りがいないかチェックに出かける。そこで見かけたら彼女。2ヶ月ぐらいあっていない。いつも無愛想で、イライラが伝わる方。声をかけるといつもよりずっと良い返答が返ってくる。いつでも再診に来てくださいね。私はあなたのプライマリーですから、と言うと。下を向いて、
ほら、あれ、あれをしてみようか、、、な、、、、って考えてる。
だって前に言ってくれたように、過去に囚われて、前に進めない、、、、
と途切れ途切れに言う。
んんんんんん?あれってなんだろうとしばし考える。
薬は嫌。薬じゃない、ほら、あれ、、、
あーカウンセリング?!良い考えね。じゃあ紹介状を書くわ、と会話は続いた。
これも診察室外の長所。どんなに環境を整えたって、治療者と患者の構図は変わらない。診察室の外ではその関係性が薄まる。だから彼女と直接話ができた(いつもは友達がほぼ彼女のために話す)と思う。
もちろんプライバシーには細心の注意を払いますが。病院や診察室を飛び出てみませんか?
冒頭写真:やはりこのホテルにもあった。味噌ラーメン。チャーシューは頂けませんがトータル的にはなかなかの味でした。キムチ入り〜