走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

予想外の出来事

2018年01月15日 | 仕事
地域の薬局の薬剤師さんに仕事用の携帯電話の番号を渡しました。 だってうちの診療所は月曜から金曜日の5日間、日中しか開いていない。それ以外の時間、医師は他の医師と組んでオンコールシステムがあるが私はない。なので7日間営業している薬剤師さんが私に連絡したい時には平日、日中まで待たなければならないから。

と言っても全部の薬剤師さんに教えるわけではない。特別な場合だけ。

今回は在宅緩和ケアの患者さん担当の薬局の薬剤師さんへ。在宅緩和ケアだと訪問看護師がつくので、看護の面ではそこがカバーしている。もちろん訪問看護師は私への連絡方法も、緩和ケア医師オンコールへも必要あれば連絡する。しかし処方箋に関しては私。

彼は不安定で、痛みのコントロールも難しい。過去の薬物依存があり痛み止めを乱用してしまった経緯もあるため、処方は毎日、1日分だけ患者に渡されるようになっている。そうなると薬局に雇われている看護師は毎日訪問するわけで、顔見知りになれば患者、家族も心を開き、症状の相談もしばしば。

そんなわけで薬剤師から毎日電話が入るようになってしまった。。。。んんんこれは予想外。時間外手当が出ない職種なので今までは勤務時間外は仕事用の携帯電話は持参しない、鳴っても出ないことにしていた(救急室の救急医の場合は別として)。

これは良くない。私的な時間に仕事の延長が入ってくる、、、、。でも
患者のため、薬剤師さんのため、、、しかし自分の体も大事。
これは重症な患者さんが在宅で最期を過ごそうとしている特別なケースだからと自分に言い訳をするのか、割り切るのか、、、、どうしよう。


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