走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

違うタイプのクリニック

2015年04月10日 | 仕事
サンドラは50代後半。この町に越して5年。プライマリーケア (pc)プロバイダーが見つからず、ウオークイン クリニックで処方薬を出してもらっていた。

Walk in clinic (WIC)はPCとは違う。かかりつけではなく、必要な時にだけ行く。一元さんみたいなものだ。喉が痛い、お腹が痛い、足を捻挫したなど救急室に行くほどでもないが診てもらいたい時。なのでWICで働くプロバイダーはその主訴だけを対処する。がん検診をしているかしていないか、慢性期疾患があるかないかスクリーニングをしたりはしない。夜間や週末にも開業しているところがほとんどなので、もしもの時に便利だ。私が以前働いていたクリニックは半分WICあとの半分はPCだった。

最近はWICでも3回行けばPCと見なされ、主訴だけではなくスクリーニングなどをするべきと言われるが、うちはPCしないからとはっきり患者の主治医になる事を断るプロバイダーもいる。

そんなWICに5年間行き続けたサンドラの話は明日、、、、。



面白い木

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