走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

二兎追うものは一兎も得ず

2017年10月05日 | 英語上達法
二兎追うもの1兎も得ずの英語版をご存知ですか?
直訳なら
Running after two hares, will catch neither.

こっちの方が知られているらしい。
Fall between two stools.

しかし二兎、、、は仏教的な教え(考えで)でそれにマッチする英語はないそうだ。

じゃあ、こちらはどう言う意味でしょう?
Don't put all your eggs in one basket.

これは卵を全部1つのバスケットに入れると落とした時に全部の卵を失う。だからもしものことを考えて複数のバスケットに入れておいた方が良いと言うこと。

慎重に小分けするのか、1つの事に集中するのか?

末娘12歳。小さい頃からバイオリンとバレエを含むダンスをしています。学年が上がりダンスレッスン時間が増え、バイオリンは個人レッスンだけにして音楽学校のオーケストラを辞めました。芸術学校に通う彼女。課外授業も盛んです。週に二回の朝練と昼休憩中にするのは合唱部。昨年に続き今年も参加。音楽と美術専攻を選んだ彼女は昨年から学校のバンド(授業)でトランペットをしています。一年でメキメキと上達し、かなりのレベルになった彼女は来年から始まるはずの高校のオーケストラへの誘いもあります。しかしダンスと時間が重なるので断りました。それなのに朝練だけのジャスバンドへの誘いもあります。で、今年から5-7年生対象のチャンバー (弦楽器のみ)が放課後始まるようで、そこでのバイオリンを教える手伝いも頼まれました。引っ張りだこです。

で、どうしてもバイオリンのアシスタントがしたいからと、バレエのクラスを1つ休みたいと言います。えええ?!バレエが何よりも好きじゃなかったの?と聞くと音楽も好きだから、、、とどっちとも選べない彼女。困ったちゃんです。実はバレエもスタジオを変えてからこちらも上達して、今シーズンはソロもデュオもかなりの期待を受けているし、今のクラスでは物足りない様子。ならば遅く始まるイッコ上のクラスを取るか?!と思案中。

はーしかし毎日朝練から、夜遅くまで休みがない彼女。大丈夫かな、と心配です。この年頃日本では塾通いが当たり前かもしれませんが、こちらではそんなものはありません。芸術学校だけに基礎科目は個人にのしかかります。宿題だってあります。こんな調子で週に5日。そして土曜日も半日近くバレエに費やし、、、別にバレエや音楽で生業を立てるプロには全く興味がない彼女。だから勉強だって厳かにして欲しくない、けど楽しんでるものを取り上げたくはない。高校受験もないしまだ7年生。好きなことを好きなようにさせれば良いとはわかっているが、、、、

バレエやバイオリン一本にするよりは良いのだろうけど、二兎追うものは、、、にはなって欲しくはない。別に格別才能があるわけではないけどマルチプレイヤーなのは確か。学校で重宝されるわけだ。



夏に買い換えた彼女のバイオリン。113年もののアンティークです。弾いてもらえる回数が増えて喜ぶでしょうね。

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