走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

薬の増量と減量

2015年10月14日 | 仕事
いつ、どうするか判断に悩むときがある。外来は入院と違い薬の増量も減量も入院と比べゆっくりしなければならない。

入院中は看護師が24時間いるから観察もしっかりできる。しかし外来(在宅)はそうはいかない。副作用が起こった時、作用が強すぎた時の安全対策が欠けているのだ。だからゆっくりいく。頻繁に再診に来てもらう。ゆっくり過ぎてもどかしい事もある。それに外来は本人任せだ。血液検査に行くようにしたって、本人が行かなければ検査なしのままになる。こういう点でも慎重にならなければならない。

入院させれば?とんでもない歩ける患者を取ってくれるような病院はないですよ。

病院は非常に重篤な人が治療を受ける場所になっています。

先日のブログの人。再診に来たと思いますか?薬を飲み出したと思いますか?

いえいえ、再診はすっぽかし、薬の服用もまだでした。電話をかけて薬を今日から始めるように念を押しました。わからなことがあれば、診療所に電話を入れるように伝えました。

入院しなければいけないような状態になりませんように。


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