走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

デート ドラッグ レイプ

2018年01月03日 | 仕事
あああ、楽しい休暇も最終章へ帰路です。天気はまずまずですが雪はチラチラ、高速は残雪がアイスバーンになり滑りやすく気を緩めることは出来ません。



姿をくらましていた彼女が帰ってきたと彼は言う。そして姿を消していた理由はドラッグ レイプを元彼にされていたからだと言う。なので診察をして欲しいと彼が言う。

残念な事に診察は休診日。それに私の診療所はレイプ後の証拠を集める施設ではない。彼に辛いけれどシャワーを浴びたり洋服を着替えずそのまま病院へ行くことを伝えた。病院はSANE がいるところ。こういう時の証拠収集、診察、心のケア、警察への手続き(希望すれば) 全てをしてくれる専門家だ。24時間オンコール体制だから、救急室に着いたらその旨を伝えればSANEを呼び出してくれるからと。

日本でもデートドラッグと言う名の薬を使用して抵抗しないようにしてからレイプするケースが増えているとか。医療と司法の共同作業として法的整備を進めて欲しいものです。

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