この春から趣味と呼べるものを一つ足しました。忙しくてもできること、、、
俳句です。
忘れつつある日本語の練習にもなるからと言う目的もありました。母が毎週iPad経由で送ってくれる新聞の俳句ページや、ネットで検索できるもの、Youtubeなどで視聴できるもの、母がくれた季語辞典、俳句の本でお勉強。
なかなか上達したかな?と試したくなるのは私の良い癖か悪い癖か?南海放送のラジオ番組、夏井いつきの一句一遊に投句をはじめました。
初めて送ったのが兼題「月」の週。それが読まれたものだから投句は止まらない。毎週続けています。今や日課となりました。この番組はローカル放送プラス信州と岩手放送でしか聞けませんが、ラジオアプリでも聞けるし、Youtubeもあるし、こちらはボランティアによる番組の聞き起こしのウエブページもあります。だから日本にいない私でも参加できるのだ。
で、この番組は月曜日から金曜日へ才能なしから才能ありの句が順に読まれるようになっているので、参加者が目指すのは金曜日に読まれること。私もそれを目指しています。
月の兼題週は月曜日
林檎の兼題週は木曜日(一句一遊虎の巻)
火恋しの兼題週は木曜日
雑炊の兼題週は木曜日(一句一遊虎の巻)
で読まれました!
私の俳号は千鳥城。ふるさと松江の美しい松江城の別名です。
俳句を詠むのは楽しい!忙しくても通勤中の車のなかから、歩いている時、料理をしている時に目に入るものや感じる事を言葉に残せる。知らなかった日本語を知ったり、文語の復習にもなります(高校時代にもっとまじめに古文をすれば良かったと今更ながら後悔)。番組のリスナーや投句は小さなお子さんから、ご高齢の方。寝たきりだったり、療養中の方もいらっしゃいます。同じ兼題に頭をひねる。素晴らしい句、思いもよらないアングルから同じ兼題に取り組む。他の参加者の俳句を聴きながら、おー、あー、素晴らしい!と声をついついあげてしまいます。そして母との会話。私のテレビ出演を見てくださった方はご存知の通り、母は短歌を詠みます。詩的センスが素晴らしく、文語もバッチリなので、俳句と短歌と違う2つでも詩の世界は広がります。大先輩から学ばさせてもらっています。
みなさんも如何ですか?
秋の水月揺らぐ金色人魚かな
林檎切る中に金色蜜の層
火恋しや乳房に冷たき吾子の頬
牡蠣雑炊瀬戸内印の一斗缶
カナダ 千鳥城
首都ゼグラブへ向かう途中。アルプスのハイジに出てきそう。