青い空

カナダ西部の冬は雨季。乾燥する東部と違う。雨林と言うと熱帯雨林を思い浮かべるだろうがカナダ西部も雨林だ。冬の間に降る大雨のおかげで針葉樹林がスクスクと育つ。だいたい10月中旬から3月ごろまで雨が続く。平野部では滅多に気温が零下にならないので雪も滅多に降らない。シトシト、ザーザー雨は冬中降り続ける。1週間太陽をみないなんてしょっちゅうだ。見上げればグレーな空。そんなせいか西部には冬の間に鬱っぽくなる人が多い。SAD と言う。Seasonal affected disorder.

しかし今年は暖冬。3つあるローカルのスキー場は雪不足で早々に閉鎖。ウイスラーも雪不足に泣いている。毎日暖かく青い空が広がる。みんなウキウキ早い春の到来を喜んでいる(スキー好きの私にとっては非常に複雑な心境だが)。

こんな時期に私の患者さんの調子は絶不調。
鬱がひどくなったり、薬物依存がひどくなったり、長い間辞めていたのに使用を再開したり、リカバリーのプログラムからドロップアウトしたり、、、、右も左もバタバタと。私の仕事は忙しいのだ。

何故だ、何故なんだ？？？春だよ、命が芽吹き青い空は広がる春だよ！

誰か答えを教えてくれー



こちらの青空はメサベルデ国立公園、コロラド州。山の頂上に集落を作った時もありました。