シューティング

昨日のアウトリーチ中におったまげな状況に遭遇。

バンクーバーのイーストサイドの裏通りはシューティングギャラリーとして有名。道端で薬物を注射している人が大勢いるから。

私が働いている街でそれに遭遇した。初めてだった。建物の裏といえば裏だったけど、大きな駐車場があり、いろんな方向から見られる可能性がある場所だ。そこで男女が注射を打っていたのだ。大通りから何やら怪しい動作が伺えた。

アウトリーチのデニーと私は車をこの男女の前に停めてこれ以上一般人の注目を浴びないようにした。

注射キットやコンドーム、拮抗剤のキットを渡し、ゴミを安全に捨てるように指導した。

この時間帯、駐車場が周辺には10人以上ホームレスがたむろっていて、向かいのビルから警察へ通報が入ったようだ。パトカー3台がやってきた。

パトカーが来ると、ホームレスの人たち、あの男女も蜘蛛の子を散らしたようにあちらこちらへ消えていった。

警察官たちはこういう人達を逮捕したりしない。逮捕しても何もならないからだ。薬物などで器物破損とか他者に被害を与えない限り逮捕する必要はないのだ。

隠れてしろとは言わない。しかし白昼堂々とされると市民の嫌悪の矛先になってしまう。これがトレンドにならない事を願いたい。



アウトリーチ中にデニーが車を停めてくれてパチリ。晴れで雪をかぶった山が綺麗です。